薄組・薄景子

小野麻利江 15年1月25日放送

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armycat
はじまりのはなし 野矢茂樹の「はじめて考えるときのように」

あなたが生まれてはじめて
「考える」という行為をした時、
頭の中には、どんな景色が浮かんでいただろう。
目の前の世界は、どのように映っていただろう。

哲学者の野矢茂樹の著書に、
『はじめて考えるときのように』という本がある。
副題は「『わかる』ための哲学的道案内」。
それは、考えるということについて、考える本。

中学生くらいの子どもに寄り添うような
優しいまなざしでつづられた文章の中で語られるのは、
私たちの考えが日頃、いかに多くの「当たり前」や
「見えない枠」にしばられているかということ。

そして、ヒト・モノ・コト、出会ったすべてを
頭につめこんで、ゆさぶったのち、空っぽにする。
そのくり返しこそが、「考える」ことではないかと
野矢は言う。

本当に「考える」ということ。
それはきっと、はじめて考えるときのように、考えること。

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0歳3カ月の育児の事件。

話しが前後します。
すみません。

それ以上に、今回は上からも下からも出る話しです。
食事中の方や上品な話が好きなみなさま、すみません。
先に謝りますので、この先は自己責任でお読みください。

さて。
じろさん3カ月のある日、
近所の広場でビール祭りがありまして、
そこに夫の友人夫妻が遊びに来てくれました。
二人は新婚ほやほや。
いずれはこどもも…とのことで
子育て生活に興味しんしんです。

これは、先輩ママとして
子育てへの夢と希望を抱いて帰宅していただかねば!
願わくばサッカーチームつくれるくらい産みたいわ
と思ってもらえるくらいに!

まあそこまで気負っていたわけではありませんが、
好天に恵まれた野外でのビール祭り。
楽しくないわけがありません。
是非とも良い気分で帰って頂きたいなと。
(時差がありますが、当時は日差しの気持ちいい6月です)

普段は厳しく節制しているすーさん(2歳11カ月)への
ジュースやお菓子もお祭りということで解禁です。
食が細いじろさんも、お日様にあたって気持ちいいのか
いつもよりミルクをしっかり飲んでくれました。
そして当然のように大人たちはビールを飲みつつ
なれそめやら近況やらを聞いたりしゃべったり。

まったくもって幸せなひとときでした。

が。
ん?ちょっと臭う?

じろさんから香ばしいいつものニオイがします。
かあさんも慣れたものなので、
ビニールシートにブランケットを敷いて
どれどれ、とロンパースをまくりあげると…。

「ありゃー!」

茶色いあれがオムツから豪快にハミーしてました。
もう、背中を通り越して首のちかくまで。
さらに下着を超えて洋服まで染み出してる!
かつてない規模のハミー事件発生です!
(いつもより食欲があったのが敗因かっ!?)

「うわわわいっぱいでたねー」
とか言いながら、まあ、こういうこともあるよね、と
新婚夫婦に余裕を見せる私でしたが、
次の瞬間に崩壊しました。

いきなりすーさんが吐いたのです。
マーライオンのように、直立不動で。

「あぎゃー!」

今度はさすがに叫びました。
旅行で浮かれてお菓子を食べ過ぎた時も
大好きな特急に乗って駅弁を食べた時も、やっぱり吐いたので、
“イベントで浮かれて食べ過ぎて吐くすーさん”
には慣れたものでしたが、
このタイミングでやられるとは思いませんでした。
いや、いつも不意打ちだけど。
左手に茶色まみれのじろさん、
右手にマーライオンのすーさんという状態は
かあさんの手に余ります。
ホント、びっくりした。

ふたりの洋服とビニールシートは早々にあきらめて
ゴミ袋に入れました。
新婚夫婦は我々以上に驚いていたというか、
もう完璧にフリーズしてましたが、
ここまでやらかしてもなお、なんとか取り繕おうと
「ま、まあ、こういうこともあるよ☆」
と笑顔で言ってみました。

二人が「子育てって大変」という思いを
前向きに抱いてくれたらいいな!と願います。

ちなみに家が近かったこともあり
(着替えを持ってくることを失念していたこともあり)
すーさんとじろさんはオムツ一丁で帰宅しました。
暖かい日でよかったです。

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0歳4カ月の育児の話し。

じろさん(仮名)4カ月です。

同じ男の子でもすーさん(長男、2歳11カ月)とは
まったく違う個性を持っているものですね。
そりゃそうだって話しですが。

正直、妊娠中、お医者の先生に
「お、ついてますねー(アレが)」と言われた時、
「またか!」と思いました。

もう、そっちの人はいますから!と。

でもまあ、生んでみると
じろさんにはじろさんの個性があって
やっぱり毎日が新鮮で面白くて大変で、
赤ちゃんってすごいなあと思う日々です。

で、本日はというと。
そんなすーさんとじろさんの違いです。

まず、ぱっと見た印象が違うんですよね。
似てない。兄弟なのに。
ついでに母にも似てない。両方。
顔の話しですが、
すーさんは二重で顔のパーツが大きくて
いわゆる「にぎやかな顔」ですが
じろさんは一重であっさり気味、
色も白くて和風美少年です。

そして顔以上に違うのが、体重。
4カ月になった日の体重が記録に残っているのですが。
じゃじゃーん。

すーさん : 7930グラム
じろさん : 6270グラム

何この違い!
おかあさん、メモ間違えたかと思って何度も見直しましたよ!
すーさんは3カ月検診で話題になるほどの
美少年でぶでしたが、
じろさん、差をつけられすぎです!!
ミルク飲め!

そうそう、じろさんはミルクっ子なのです。
そこは二人の違いというか、私の変化なのですが。
すーさんの時は洋服から染み出すほど潤沢だった
おっぱいだったのが、
じろさんの時は産後1カ月ほどで枯渇。
妊娠中はぱんぱんに張っていたので
今回も出るなーと期待していたのに
評判倒れもいいところです。
私の中で私のおっぱい株大暴落です。
と、おっぱいに文句言ったところで出ないものは出ないので、
じろさんは2カ月で完全卒乳でした。

そんな体格の違いに伴って、成長速度も違うようで。
すーさんは4カ月の時点でうつぶせ遊びをさせても
ただただ泣くばかりでしたが(腹がじゃまで)、
じろさんは勝手に寝がえりをうちました。
そりゃもう軽やかに。

ある日、私がサラダをつくっていた時のことです。
ザルでレタスを水切りしたあと、ふと、じろさんを見ると
「ひっくりかえってるー!!」
思わず声が出ました。
本人は「ん?」って感じでクールなものです。
「ひっくりかえりましたけど、何か?」
と言わんばかり。

二人の最大の違いは、性格かもしれません。

長男と次男って、決定的に違いますよね。
(男兄弟育ちの方々、是非、お話し聞きたいです)

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茂木彩海 14年12月21日放送

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jjay69
クリスマスのはなし 「ホーム・アローン」のクリスマス

コピーライターから映画界入りしたことで知られる
脚本家、ジョン・ヒューズ。

クリスマスを題材とした作品『ホーム・アローン』で、
主人公の少年にこんな台詞を言わせている。

 今年は僕、クリスマスプレゼントを欲しがらないから、
 その代わり家族を返してください。

ごちそうも、プレゼントも、一人じゃ心は埋まらない。

大切な人と、ただゆっくり時間を過ごす。
そんなクリスマスが、今年はいいかも。

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茂木彩海 14年12月21日放送

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torbakhopper HE DEAD
クリスマスのはなし ナンニモナイクリスマス

パトリック・マクドネルの著書
「おくりものはナンニモナイ」。

特別な日クリスマスに、ネコのムーチが
おもちゃもベッドも、何でも持っている友達、イヌのアールに
プレゼントを見つけにいくはなしだ。

何をあげたら喜んでくれるんだろう。

たくさん考えたムーチはついに
「ナンニモナイ」をプレゼントすることを思いつく。

大きな空の箱をリボンでつつんで
「ナンニモナイ」を詰め込んだムーチは、アールに渡して、言う。

 ナンニモナイ・・・
 きみと ぼくの ほかにはね

なんにもないからこそ、なにかが見える。
大事なものが見えるクリスマスは、きっとあたたかい。

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熊埜御堂由香 14年12月21日放送

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クリスマスのはなし クリスマスツリー農園

カナダやアメリカでは、クリスマスツリーに
自然のもみの木を使う家庭も多い。
そのため、クリスマスツリー農園とよばれる林で、
毎日、毎日、ツリーになるためのもみの木を大切に育てている。

11月になるといよいよ、お客さんが農園にやってくる。
さぁ、どうぞと、農園の地図を渡して、
のこぎり、ものさし、そりやカートも用意する。
自分にピンとくる最愛の1本を、
お客さんみずからが探し出すスタイルなのだ。

そして収穫あとには、
小屋で、あたたかいリンゴジュースや、
クリスマスクッキーをふるまう。

アメリカ、メイン州のある農園主は、
お客さんが農園のなかにはいっていくのを見送りながら
いつもこう祈るそうだ。

 わたしたちは、そっと思います。
 どうか、すてきツリーが見つかりますように。

そう、クリスマスツリー農園のもみの木、1本1本には、
メリークリスマス!の思いがつまっている。

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熊埜御堂由香 14年12月21日放送

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クリスマスのはなし  クリスマスのまえのばん

世界中で読まれている絵本、「クリスマスのまえのばん」。
1822年に学者クレメント=ムアが、
イブの日に、自分の子どもへ即興で書いた物語だ。
彼の描いたサンタは実にチャーミング。

 はなは ぷっくり さくらんぼのよう。
 わらいだしそうな くち、まっしろなひげ。

いつもは難しい専門書ばかり書いている学者が、
煙突からドスンと登場するドジなサンタを生みだした。
クリスマスには、誰もが子どもになる魔法がある。

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薄景子 14年12月21日放送

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クリスマスのはなし シークレットサンタ

アメリカでクリスマスになると
貧しい人に現金をプレゼントし続けた伝説の男がいる。

「シークレットサンタ」
そう呼ばれた彼の名は、ラリー・スチュワート。
20代で設立した会社が倒産、
無一文で入ったレストランで食事をし、
財布を探すフリをしていると、店主がラリーにこう言った。
「20ドルを落としましたよ」
ラリーはその20ドル札で
そそくさと支払いを済ませて逃げるように帰った。

店主のはからいに気がついたのは4年後のこと。
その後も会社の設立、倒産を重ねていたラリーが、
自暴自棄になって銀行強盗を働こうとした瞬間だ。
ふと目に入った20ドル札を見て我に返ったラリーは
再びあのレストランを訪れる。
店主はラリーにこう言ったという。

 クリスマスは、みんながハッピーになれるんだよ

それから、ラリーはひたむきに働き、
シークレットサンタとして貧しい人々にお金をプレゼントし続け、
その生涯で1億8000万円もの現金を配ったという。

彼が立ち上げたシークレットサンタ協会の会員資格はただひとつ。

少なくとも1回他人への親切な行為を行うこと。

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薄景子 14年12月21日放送

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[puamelia]
クリスマスのはなし オーレン・アーノルド

クリスマスが近づくと、
街はプレゼント選びでさまよう大人たちであふれかえる。
大切な人が目を輝かせて喜ぶ一瞬を想像して
想いをあれこれめぐらせているあなたに。
アメリカの作家、オーレン・アーノルドの
ことばのプレゼントを贈ります。

 クリスマスプレゼントの提案
 敵には許しを
 競争相手には寛大さを
 友には自分の心を
 顧客にはサービスを
 すべての人に慈悲を
 すべての子どもに良き手本を
 そして自分自身には尊敬の念を

もうすぐクリスマス。
あなたの心と、この世界に
愛が満ちあふれますように。

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小野麻利江 14年12月21日放送

141221-07
sparrowsfall
クリスマスのはなし チャールズ・シュルツのクリスマス

スヌーピーの生みの親、
漫画家のチャールズ・シュルツはこう言った。

 クリスマスとは、ちょっとした余分のことを
 誰かのためにしてあげること。

誰かのためのちょっとの余分が、
雪のように積み重なる。
そんなクリスマスになりますように。

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