
表現する男 円谷英二
映画の公開前に、
フィクションが現実になることもざらだった、
昭和30年代。
映画監督・円谷英二はそんな中で、
新しい特撮アイデアを考え続けた。
「できますか?」と聞かれたら、
とりあえず「できます」と答えちゃうんだよ。
その後で頭が痛くなるくらい考え抜けば
たいていのことは出来てしまうものなんだ。

表現する男 井上陽水
「『今日は・・・いい・・・・お天気・・・でしたね・・』
それを言うだけで、2分くらいかかってる」
落語家の立川志の輔は、
シンガーソングライター・井上陽水の
ライブでのおしゃべりを評して、こう言った。
井上陽水は、会話の中で沈黙が生まれることを、
まったく恐れていないのだという。
彼は言う。
僕は意識的にというか無意識にというか、
喋らない時間というのを
ときどき持ちたいなと思うんです。
全部言葉で埋めたくない。
「傘がない」「氷の世界」「少年時代」。
独特の感覚で歌詞を紡いでいくことにかけては
日本でおそらく右に出るもののいない、井上陽水。
彼は、言葉を発さない瞬間が、
言葉を浮かび上がらせることを、知っている。











































