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永久眞規 20年8月8日放送


Jose Luis RDS
ヒゲと芸術

世界で最も有名な口髭の持ち主に選ばれた、
サルバドール・ダリ。

あの上向きにはねた口髭は、
一度見たらなかなか忘れられないものがある。
しかもあのひげは、実は水あめで固めていた、
なんていう逸話も。

そんなダリの口髭が、
再び話題になったのが2017年の出来事。

ダリの娘と名乗る女性が出現。
その関係性を証明するため、
裁判所が遺体の掘り起こしを命じたのだ。

1989年に亡くなり、
約30年ぶりに掘り起こされたダリ。
身体はミイラ化していたが、
なんとその口元には生前と変わらない口髭が。

死してなお、トレードマークは変えないようだ。

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永久眞規 20年5月23日放送



亀の話 ハワイとカメ

ハワイのいたるところで見かける
ウミガメのモチーフ。
そこには大切な意味がある。

もともとポリネシア圏で、
ウミガメは伝説や神話に登場するが、
中でも、ハワイでは「ホヌ」と呼ばれ、
幸せを運ぶ、海の守り神だ。

その由来として
有名なものに、
海辺で遊んでいた子供たちが
サメに襲われていた時、
自らが子供にばけて身代わりになったという話がある。

そんなウミガメも今では絶滅危惧種。
守り神がいなくなった海は、
どうなってしまうのだろう。

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永久眞規 20年3月21日放送



カウントダウンの話 ニューヨーク

世界中から人が集まるニューヨーク。
中でもタイムズスクエアのカウントダウンでは、
カウントダウンと同時に落とされる
たくさんの電球でできた「ボールドロップ」を見に
これでもかという人がやってくる。

この一大イベントがはじまったのは、1904年。
新聞社「ニューヨーク・タイムズ」の本社設立がきっかけだった。
設立のお祝いとして大晦日に花火を打ち上げると、
その花火を見になんと20万人もの人がおしよせたのだ。

それに味をしめたのは、
当時タイムズのオーナーだったアドルフ・オクス。
何かもっと目立つことはできないか。
そして考えられたのが、
100個の電球でできた「タイムズスクエアボール」。
1908年のことである。

初めは100個の電球から始まった、
タイムズスクエアのドロップボール。
100年ちょっとの時をへて、
今ではなんと1万個のLED電球に。
目立ちたがり屋の本気は、
どこまで続くのだろうか。

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永久眞規 19年8月24日放送



武将と日本酒

戦国時代最強の武将とも言われる上杉謙信。
彼の死に際をご存知だろうか?

まだ寒さの残る天正6年3月。
49歳で帰らぬ人となった謙信。
その場所は戦場ではなく、春日山城内の厠だった。

死因の最有力説は、なんと酒ゆえの脳卒中。

なにを隠そう彼が治めていたのは越後、今でいう新潟。
謙信が大の酒好きだったのも頷ける。

しかも彼のもっぱらのつまみは、梅干しと塩。
大量のアルコールと塩分摂取で、
高血圧だったことは想像に難くない。

そして彼の辞世の句がこちら。

 四十九年一睡夢 一期栄華一盃酒

この句のように、
生涯も最後は酒でしめたのだろうか。

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永久眞規 19年7月20日放送


kalleboo
和風バーガー

日本だけではなく、海外でも見かけるモスバーガー。
実は、板橋区の成増が1号店であることは、
意外と知られていない。
 
創業したのは元証券マン。
今からおよそ50年前、駐在先のロサンゼルスで出会った
1個のハンバーガーが、すべてのはじまりだ。
 
彼がハンバーガーショップで感激したのは、
日本では見たこともないチリビーンズバーガー。
そのなんとも言えないスパイシーな味わいの
虜になってしまった。
 
なんとかして日本人好みの味に。
そう試行錯誤してできたのが、
あのモスバーガー特有のミートソース。
 
1号店がオープンしてから47年。
元祖テリヤキバーガーやライスバーガーなど
和風なハンバーガーは世界中で愛されている。

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永久眞規 19年6月22日放送


jillyspoon
夏至の話  リトアニア

今日は、夏至。

日本で暮らしていると、何気なくすぎていく一日。
しかし、寒く厳しい冬が続く国では、
太陽と長く共に過ごせる夏至は、とても大切な一日。

バルト三国のひとつ、リトアニアでは
自然の力が最高潮になる日で、
様々な奇跡が起こるとされている。
なかでも素敵な習わしをひとつ紹介したい。

未婚の女の子が夏至の早朝に朝露で顔を洗い、
もう一度眠りにつくと、
夢の中で未来の夫に出会えるそうだ。

貴重な太陽のパワーがこもった朝露がもたらす
神秘的な力。本当に夢でだれかに出会えたら、
運命を感じてしまいそうである。

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永久眞規 19年5月11日放送


afagen
温泉の話・セーチェーニ温泉

日本から遠く離れた国ハンガリーは、
ヨーロッパ有数の温泉大国だ。

その歴史は2000年以上、
ローマ帝国時代からと非常に長い。

中でも、ヨーロッパ最大とされる
セーチェーニ温泉には、
日本にはない楽しみ方がある。

それは、風呂チェス。
じつは、ハンガリーはチェスの多面打ち世界記録保持者や
歴史上最強の女性チェス選手がいるなど、
チェス大国でもあるのだ。

水着を着てぬるめの温泉に浸かりながら、
1日中おじさんたちがチェスを嗜む。

しかもそのチェス盤は、
備え付きではなく全て彼らの持参。
好きな場所で好きなことをする、
なんという贅沢だろうか。

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永久眞規 19年4月27日放送



平成よ、ありがとう。 「平成13年」

たった30年ちょっとの平成で、
めまぐるしく変化したものがある。

それは東京の改札事情だ。

自動改札が東京に導入されたのは、平成2年。
大阪からなんと約20年遅れてのことだった。

しかし、その遅れを取り戻すかのように
JR東日本で開発されたものがある。

平成13年、「Suica」の誕生である。
自動改札の導入からその間たったの10年。

人力から、自動、さらにその先へと、
JR東日本はものすごい速さで駆け抜けていった。

それから約20年。
このカードが、私たちの支払い方や暮らし方まで
変えてしまうなんて、誰が想像しただろう。

平成よ、ありがとう。
いよいよ、令和へ。

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永久眞規 19年3月9日放送



切手のはなし  世界初の切手

世界で唯一、
切手に国名を書いていない国がある。
それは、世界で初めて
切手を採用した国、イギリスだ。

その昔、郵便料金は現在よりもかなり高額で、
さらには着払い方式だった。
そのため郵便物の受け取りを拒否する人も多かったそうだ。

19世紀前半のイギリス。
税制研究家のローランド・ヒルが郵便制度を改革した。
差出人が料金を払うプリペイド方式を提唱し、
郵便物の表には小さな支払い証明書が貼り付けられた。

それこそが、世界初の切手「ペニー・ブラック」。
1840年のことである。

180年近く経った今でも、
イギリスが国名のない切手を使用しているのは、
世界初という誇りを示しているのかもしれない。

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永久眞規 19年1月26日放送


FotoMediamatic
発酵食品 シュールストレミング

世界で一番臭いと言われる
食べ物を知っているだろうか?

それは、スウェーデンの伝統食品
シュールストレミング。
ニシンの塩漬けを発酵させたものだ。

その臭さを侮るなかれ。
ノルウェーのとある夫妻が屋根裏で見つけたのは、
25年前に購入したシュールストレミングの缶。

その間ずっと自然発酵し続けていた缶は、パンパンに。
破裂したら恐ろしいことになると
パニックになった夫婦は、なんと軍に通報。

後に、無事撤去されたが
ニュースにもなる大騒動となった。

たった1缶で、
街全体を巻き込むほどの匂いを持つ食べ物は
他にあるまい。

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