‘ヤングライオン’ タグのついている投稿

ボーゼンと街歩き 20110620-2

所在ないわけです。負けたので。
とはいえ一日の残りはたっぷりあるわけで。
でも、とりあえずおなかはすくわけで。

気になってたカフェに来てみました。
これ、写真ではまったく伝えきれてないのですが
ものすごくかわいいカフェです。
きれいなムラサキ色でいろんな調度品がまとまっていて。


         シャンデリアもあったですよ

でも、注文しようと思ったら衝撃のひと言。
「飲み物は出せるけど、朝ごはんを出していないの。バケットぐらいしかないのよー・・」

なんという凡ミス。
来てみたかった憧れは満たせても
おなかが満たせなきゃイミがないぞ。

でも、フランスってゆるやかで
まわりのお店で買ったものを持ちこんで食べても
ぜんぜん怒られないんです。
なので、となりのお店でサンドウィッチを買ってみました。

長い・・!
これで、300~400円ぐらい。
フランスパンと言うだけあって
やっぱり、フランスはパンおいしいです。

そして、調子に乗ってマカロンも購入。

でかい・・
おばけマカロンです。
甘いものは別腹!と言いますが
さすがに一部、後日に持ちこしました。

血糖値はあがったし、
さすがにちょっと元気になったけど
モヤモヤはとれず・・

二人して口を開いたら、気持ちは一致してました。

「とりあえず、今日はここにはいたくない」

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結果発表 20110620-1

20日AM10:00。 いよいよ


             結果発表ー!

プレス審査のお部屋にみんな集められ、
審査委員長からひとこと。
「君たちは実にすばらしい」
「あの短い時間で?ほんとにアメージングだ!」
「僕たちもとても刺激をもらったよ」
みたいなことをおっしゃっていた(と、思う・・)

そしてすぐさま発表。

BRONZE!

“Donate today to help them find clean, affordable water.”
(すぐに寄付を。彼らがきれいな水を手に入れやすくなるように)
手書きのイラスト風のビジュアルが目をひく。

SILVER!

“If humans are 65% water, Africans are just 35% human. ”
(人間の65%が水であるなら、アフリカ人は35%しか人間たりえていない)
これはコピー勝ち。メッセージに発見がある作品。

GOLD!

“Our pumps make water more than water. ”
(わたしたちの井戸はアフリカに水をもたらすけど、それ以上のものも与えている)
「水(=H2O)から広がるいい影響」を化学式のように描いていくというアイデア。
アフリカの現状のこともちゃんと伝えているし、ビジュアルもきれい。なんともクレバーな印象。

なかったね 日本・・

現在時刻 AM11:00
この残りながい一日を、どうしてくれよう

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24時間たたかいますよ 20110618-4

腹がへってはいくさはできぬ
てなことで、ブリーフィングが終わってとりあえずごはん。
食べる勤勉さだけなら世界一になれそうなわたしたち。


      シェアしようとしたら量が多かった

ホテルにもどって、オリエンシートを改めて読みます。
基本的にはこのシートをちゃんと読めばだいじょうぶ。
ヒアリングが多少できなくても、だいじょうぶ。

パソコンもちゃんと持ってきました。
情報収集のため、
若しくは万が一の助けをもとめるため、
Wifi もちゃんと使えるように手配してきました。
(でも、ホテルも会場も Wifi バリバリ。
(iPad も Facebook もバッチリの人たちが集まるお祭りだもんね

あとは、過去のカンヌの代表事例とか
おもしろいなーと思う広告事例のコピーも
ユーちゃんが持ってきてくれました。

行きづまったときにはチラチラ見ながら
「こういう解決法いいよねえ」とか
「このビジュアルは今回のに近いかもねえ」とか
アイデアの手ざわりみたいなものを二人で共有。
お互いの整理にもなるし、目指す方向を握りやすくなる?
ひとりでつくるわけじゃなくて、ふたりでつくるから
そういうの大事なんじゃないかと思っている。


         でも、もう、ねむさの限界

お部屋にいると空気もこもるし、煮詰まっても来るので
途中、気分転換のためにマクドナルドに出かけました。
※夜1時までやってることを事前に確認

注文内容:
コーヒー(わたし)
アイスティー(ユーちゃん)

カンヌには無糖のアイスティーというものが無いらしく
おいしいけど・・がぶ飲みはできないぞというシロモノでした。
紅茶派の人はちょっとくるしい思いをするかも。


      あたまのなかのもろもろを貼り出す

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やっとこオリエン 20110618-3

牛歩のあゆみで書きすすめています

17時。やっとこオリエン(ブリーフィング)です。

ヤングライオンのお題は
参加国すべての人が理解できるもの
であるべきだというスタンスなので、
基本的に「ソーシャル」ネタが多いです。

動物愛護とか、こどもの人権とか。
オリンピックの誘致、なんてのも過去にありました。
(えーしーとかユニセフみたいなトーンをイメージしてもらうと
(わかりやすいと思います

で、今回のお題はというと「水」。

PumpAid という、
「アフリカに安全な飲み水を提供するために井戸をつくっている団体」が
クライアントになってくれ、実際にオリエンにも来てくださいました。

About Pump Aid (動画あります)

・アフリカの人たちはいま、森の奥地の汚ない水たまりのようなところから飲み水を確保している
・水の確保には下手すると半日ぐらいの時間がかかる
・主に水の確保にあたっているのは子どもたちや女性である
・その道中で危険な目にあうことも多い(強姦など)
・その仕事があるがゆえに学校に行けてない子どももいる
・井戸がたったひとつでも生活の中心地にできると、上記の問題の多くが解決される
・だから、井戸をできるだけたくさんつくりたい。でも、資金が足りない。


お題 :

①井戸をつくるだけで、かなりのアフリカ人の生活を救えるのだということを伝えたい
②そのための寄付金(ひとりあたり月3ユーロ)を募りたい

---

これがオリエン。

想定媒体は 雑誌広告見開き。

ブリーフィング終了から約24時間後の
翌日20時に提出。

さて、どうするかなあ

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レクチャータイム 20110618-2

ざわ、ざわ、しているうちにカンヌ事務局のひとが登場。

ヤングカンヌのプレス部門には
Adobeとgettyimageが協賛してくださってるので
オリエンの前に、そのレクチャーがあるんです。

イラレもその年の最新のバージョンのものを使えるし、
(ADのひとには、実はこれ、けっこう厄介。
(普段会社で使ってるバージョンのよりもかなり新しくて
(機能が多かったり、配置がちがっていたりするから。

ゲッティの写真もすべて使わせてくれる。
(ゲッティの画像しか使ってはいけない、という制約でもある。
(コンペで使うPCでゲッティ以外のサイトに接続すると
(失格になってしまうのです。

提出形式のはなしもこの時に聞きます。

いやー しかしね、
英語聞きとるのムズかったです。
リスニングが苦手なひとは、出発前に
提出形式の基本事項は
前の年に出たひとから聞いておいた方がよいです。
わたしたちはそれで、何とかなったようなもんでした。

ADのユーちゃんは、
マック上の日本語表記(「保存」とか「上書き」とかいろいろあるですよね)を
PrintScreen して持ってきていました。
向こうで使うPCは、文字列の並びは同じでも
当然、英語表記なので勝手がちがうわけです。
一昨年のチームも去年のチームも、
そうして日本語表記の一覧を持っていったと聞いて
わたしたちもそうしました。

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コンペはじまり 20110618-1

コンペの日の朝。
といっても、レクチャー15時。オリエン17時。だったので
9時半ぐらいにゆっくりと起きる。
朝ごはんつきのホテルだったので、ご厚意に甘えました。


        屋上だからきもちがよいのです

栄養もばっちりつけて、いざ会場へ。
ホテルから徒歩5分もかからない距離。


           / じゃーん!\

赤じゅうたあああああああん! ほんものです。
これが見れただけでも、来たかいあったなあ・・
と、早くも目的を達成した気に。

コンペコンペ。
すぐに本番はやってきました。

各国の若者たちがずらーり。
月並みすぎる感想だけれど
「ホントにいろんな国の人がいる・・!」

しばし、ただひたすらドキドキする時間が到来。
そしたら、となりに座ったカナダの女の子が
話しかけてくれました。(自分からはむりだった)

どっから来たの?と言われたので
日本だよと言ったら
TSUNAMIだいじょうぶ?と。
日本のトウホクというところはたくさん被害をうけたけれど
わたしはトウキョウから来たよ。トウキョウは無事。
みんな元気だよ。がんばってるよ。
的なことを一生懸命返す。
そしたら、わたし寄付したよーたいへんだったね。
と返してくれた。本当にやさしいと思った。

今度は前の女の子(たしか、フロム・コスタリカ)から
トーキョーから来たの?わたしトーキョー大好き!
日本語も勉強してるんだよ。と話しかけられる。
「わたしの名前はマルちゃんです」と自己紹介までしてくれた。
マルちゃん!すごい!マルちゃん!

日本が好き!と言ってくれる人は
じつはこのあとも思った以上に多くて、
おもしろいカルチャーを持ってる都市として思われてるみたいだ、
ということが感じられました。

つづく

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出発の日のこと 20110617

わたしは浅草線の沿線に住んでいるのですが
ありがたいことに京成線直通の「スカイアクセス」というものがあって
それで成田空港へ。

朝5時ぐらいに出たのでとてもねむく、
「なりたゆかわ」という駅を「なりたゆたか」と空目。
(ついに愛社心がめばえたのか)
成田周辺の田んぼは朝もやでとてもきれいだったです。

そんなこんなで空港へ。
カンヌへは直行便がないので、
フランクフルトを経由。(ルフトハンザドイツ航空でした)
みんな昼からドイツビール飲んでていいなあ。
でもコンペがあるのでがまんしました。

本屋さんにもちょろっと寄ったら
日本のマンガが翻訳されていっぱい売られてました。

そしてニースへ。
これがニースか!まぶしい!南仏!という日差し。
これが「晴れ」なら日本はいつもちょっと
曇天気味なんじゃないかと思った。

カンヌについたのは現地時間の18時ごろ。
まだすっごく明るい。
22時ぐらいにならないと暗くならないと聞いて驚愕。

機内食を2回も食べたのに
なぜか二人しておなかがすいたので、

(二人というのはわたしと、
(コンペの相方であるユーちゃんのことです。

ホテルの近くのチャイニーズレストランでごはん。
わたしたちがジャパニーズであることを見越してか
店員さんの対応がやたらによい。
一日の最後にやさしい人に会えたので
明日に向けて気持ちよく寝ることができました。

翌日にはもうコンペ。
もう一日ぐらいゆっくり寝たかったのだけれど
容赦がない。「たたかいはもうはじまっている」感。

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そもそもなんでカンヌに行ったのか、の話

カンヌ(広告)祭には、
ヤングカンヌという部門があり
28歳以下のヤングが参加できるコンペというのがあるのです。
http://www.canneslions.com/young_lions/young_lions_competition.cfm

・プレス
・フィルム
・サイバー
・メディア
・ヤングマーケター

と、いろいろ部門がありまして
わたしはプレスの代表として派遣されたということなのです。
いっしょにチームを組んだADの女の子と二人で。

その道中のこととか、コンペのこととか、現地のこととか、
(広告)祭の中身のこととか
書いていけたらなとおもいます(三國菜恵)

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