2009 年 7 月 31 日 のアーカイブ

五島のはなし(27)

僕が小学生のころに出た「ちびっこ相撲大会」で、
ひとつ下の学年にも関わらず、
圧倒的強さで優勝した少年がいました。

ぼくは3回戦で彼と対戦し負けたのですが、
いまではこれ、けっこう自慢です。
彼は大人になり、立派な幕内力士になったのです。
小柄ながら、地道な練習に支えられたテクニックを持ち
4度の技能賞に輝いた時津海。
数年前、相撲を見ようと国技館に両親を連れていったとき、母は
気が狂ったように「ぎばれ、時津海!」と叫んでました。
五島の英雄ですからね。

現在は時津風親方として、まだ若いながらも、
新生、時津風部屋を率いています。
今、時津風部屋を率いることは、どんなに困難なことかと想像します。

ぎばれ、時津風親方!

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海のむこう、広告のむこう。 ~ vol.6

細田さんの激戦の模様はひきつづきお楽しみに。



こちらのやじきた珍道中はようやくショートリスト。

ショートリストが始まると、
少しは人が増えるかと思ったらやっぱりそんなことはありません。
ブーイングとも人が少ないから、みんなこわごわ。
隣を気にしながら「ひゅ~」とやるから、迫力がない、盛り上がらない。
中身の方はスクリーニングの時にいいなと思ってたものが
ちっとも残ってなかったりして、すこし自分が不安になります。

その裏ではセミナーをやってて、
アナン元国連事務総長が来てたらしい。
見たかった。
生アナンはとってもかっこよかったらしい。
ウィッキーさんとは違うらしい。

ショートリスト全部見ると一日がかりなのですが、
さすがに最後の方になってくると目が回ってきます。
ぐるぐるしてたら変なイタリア人のじいさんに「茶でも飲まないか」と
さらわれそうに。
いけません、また路頭に迷って今度こそ帰ってこられない。

夜は真っ暗なお店で、手探りで野菜やお肉を食べました。
外国のお店はたいがい暗いけれど、ここは暗すぎる。
この草は、飾りものかサラダなのか。
この黒い点は、胡椒なのか焦げてるのか。
あんまり暗いとすべての輪郭がぼやけてきて
美味しいのかどうかもひどく曖昧になってくる。
まぁいいのか。
それもまたカンヌ。
あぁ、蛍光灯がなつかしい。

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五島のはなし(26)

Visionの原稿を書くために入った図書館で、
たまたま手に取った雑誌にすっかりやられてしまいました。

別冊太陽「白川静の世界」。
サブタイトルは「漢字のものがたり」。
白川さんは漢字の学者なんですが、彼によると
漢字とは「呪的儀礼を文字として形象化したもの」なんだそうです。
神さまの世界と日常とをつなぐ「儀礼」をかたちにしたものが漢字。
すごくないですか?
僕は単純に「もののかたち」が文字になったのが漢字だと思っていたので
かなりショッキングな話でした。

いろんな漢字にいろんな呪的バックグラウンドがあるのですが、
いちばん驚いたのは「道」。
「道」は自分のテリトリーから外に出る際に
外の世界に満ちた霊的パワーに負けないように(簡単に言うとおまじないとして)、
「生首を手に持って歩く様」なんだそうです。
すごすぎませんか?

この白川静さんという学者もすごいのですが、
彼の特集を組んだ「別冊太陽(2001年12月発行)」のできばえも質が高く、
編集者たちを尊敬してしまいました。

・・・今日は全く五島のはなしでなかった。
なにはともあれ、がんばれ、五島!

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