廣瀬大 15年7月12日放送

150712-08 Aureusbay
物語を愛した河合隼雄

心理学者・河合隼雄は、幼いころ、
ほかの子どもと行動するのが嫌で
幼稚園が嫌いだった。

でも担当の先生を大好きになり、
幼稚園に行くのが楽しみになった

しかし、ある日、
その先生は結婚し、
幼稚園を辞めてしまう。
大好きな先生のお別れのあいさつで
隼雄少年はかっこわるいと思いながらも涙が止まらない。

自己嫌悪に陥り、家に帰ってから、
母親の前であまり悲しそうな顔をしないでいたら、母親は言った。
「ほんとうに悲しいときは、男の子でも泣いてかまわない」
それでまた彼は泣いてしまった。

そのあと、遊びに来た同級生の男の子。
「今日は男の子でも泣いてるもんがいた」と冷やかすと
「ほんまに悲しいときは泣くやつのほうが偉いよ」と言い返した。

彼は幼いころから、自然と暮らしの中で
「こころ」との向き合い方を学んでいた。


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