大友美有紀 15年10月17日放送

151017-02

「空を飛びたい」ガルヌランのパラシュート

熱気球飛行にはある不安がつきまとった。
事故が起きて熱気球から飛び降りることに
なったらどうしたらいいのだ。
 
1797年、10月22日、パリ、モンソー公園。
フランスの科学者にして軍人の
アンドレ=ジャック・ガルヌランは、
気球にくくりつけた自作のパラシュートの実験を行った。

1000mの高さに上昇したところで、
気球とパラシュートをつなぐロープを切ったガルヌランは
パラシュートと共にゆっくりと着地した。

観衆は拍手喝采。

空を飛ぶためには、安全に降りることも必要だった。

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