茂木彩海 15年10月18日放送

151018-04

日本語のはなし 月を表す日本語

豊作の祈願と、収穫の感謝をするささやかな秋のお楽しみ、お月見。

お団子は毎晩夜を照らしてくれる月に感謝をするために、
すすきはお米の豊作を願って飾られる。

古来から月を愛でる習慣があった日本には
月の状態を言い表す名前が、数多く存在している。

新月から7日目の月は、弓に似ている、「上限の月」。
14日目は、満月に少しまだ足りない「小望月(こもちづき)」。
そして、18日目の夜に浮かぶ月の名前は、「月待ち月」。 

月が出るのをいまかいまかと待ち望む
そんな気持ちごと、月の名前にしてしまう。

日本語のやわらかさが、
今夜の月をもっと優しい光にする。

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