薄景子 17年11月26日放送

171126-05
romana klee
香りの話 CHANEL NO.5

伝説の香水、「CHANEL NO.5」
ココ・シャネルがその調香を依頼したのは、
天才調香師といわれた、エルネスト・ポーだった。

彼の試作品の瓶には1から5、20から24の数字が貼られ
その中からシャネルは5番を選んだという。

5という数字はシャネルにとって、純粋で神秘的なものだった。
幼少期、修道院の孤児院で過ごした彼女が通った聖堂の通路には、
この数字が模様のように描かれ、
修道院の庭には、5つの花びらをもつ
ゴジアオイが咲いていたという。

特別な数字を纏ったシャネル初の香水は
自身の5度目のコレクションの日、5月5日に発表された。

かのマリリン・モンローが「何を身に着けて寝るのか」と
尋ねられたときの答えにも、この神秘の数字は秘められる。

「シャネルの5番を5滴よ」

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