五島のはなし(82)
2010 年 2 月 19 日
お手本見つけました。
福岡県の北九州市が、
「北九州市のにぎわいづくり推進の一環として、
刻々と変わり行く北九州市の「いま」を、
毎号ひとつのテーマに沿って描き出す新しい季刊誌」
として発行している情報誌「雲のうえ」。

後輩のM田D作くんが教えてくれました。
フリーマガジンってやつですかね。
北九州の良さを知ってもらうために、県外でも配布してるらしく
東京でも手に入ります。
何がお手本かというと、
テーマの見つけ方とか、文章の気持ちよさとか。
五島のはなしも、こんくらい気持ちのよいものにしたいなあと思わせられました。
ちなみに、雲のうえ2010年1月号のテーマは
「海よ、波よ、魚よ」。
地元の小さな魚市のこととか、
北九州高校魚部(ぎょぶ)の活動なんかを
伝えてます。
そしてなんといっても写真がよい!
「雲のうえ」の写真を撮っているのは、
同市出身のカメラマン、長野陽一さん。
長野さんの写真は何がいいかというと、
「いろんなとこにいろんな人がいろんなこと考えながら生きていてそういうのっていいぞ感」。
略して「そこに人がいる感」。
長野さんは、日本の島々を旅して
そこで会った人たちの写真集を何冊か出してます。
五島で写された写真もあります。
長野さんと一度いっしょに仕事したとき
「いろんな島にいったけど、五島はいちばんって言っていいくらい(人も場所も)良かったなあ」
と言ってました。
「お世辞?」って聞いたら
「そんなことない」とも言ってました。
お世辞でもうれしい。
五島のみなさん、ほめられてますよー。
長野さんの写真集「シマノホホエミ」
五島のはなし 番外「感謝状」
2010 年 2 月 17 日五島のはなし(81)
2010 年 2 月 16 日
世界のいろんな生き物を特集した
テレビ番組が好きです。
見たこともないような生き物の姿や
変わった生態を目の当たりにするたび
ほほーっと感心しますが、
ある場面に関してだけは感傷的な気分になってしまう。
それはオスの鳥がメスの気を引くために
歌を歌う(つまり、鳴く)という場面。
とくにメス鳥がオス鳥の歌を気に入らずにささーっと飛んでいく場面。
僕が5歳くらいのときでしょうか、
このブログにも登場する島の美人姉妹YちゃんSちゃんの家で
遊んでた時のこと。
僕はこの姉妹にあこがれていて、
どうにか気を引こうといきなり歌を歌ったんですね。
(ふたりとも絶対覚えてないだろうなあ)
そのとき流行ってた「ガンダーラ」のしかも英語の部分。
英語が歌えるオレ(ぜんぜん歌えてないのだけど)、かっこいいでしょ、な感じで。
そしたら、たぶんYちゃんの方だったと思うんだけど
「なんそれ?えいごのつもり?(失笑)」という
もうほんとシラ~っと凍えるような空気になり、
その寒さたるや、その後30年以上心のどこかにいつもつきまとっていて
「女性の前では決して歌うな」という戒めになっている。
だからカラオケも嫌いだ。
だから、歌うオス鳥に感情移入します。
「がんばれっ!がんばれっ!」って思ってしまう。

福江島で一番古い五社神社(本文とは何の関係もなし)
五島のはなし(80)
2010 年 2 月 15 日
五島のはなし(77)で紹介した、
坊主頭のつりの師匠(以下、師匠)。
彼の名前さえ僕は知らなかったんですが、
ペンネーム「生きもの係」さんが
五島のはなし(77)をわざわざプリントアウトして
師匠に届けてくれました。
師匠はそれを学校に持っていき、
そしたらたまたま師匠のクラスメイトに
このブログに写真を提供してくれているペンネーム「2号」さんの
娘さんがいて、そのせいで、名前も知らなかった師匠が
クラスで「まつじゅん」と呼ばれていて、
そしてテスト期間中でも学校が終わると
「釣りの準備があるから」とそそくさと家に帰るナイスガイであることが
(このブログへの一連のコメントで)判明しました。
うー。
文章力の限界だ。
この話僕にとってはめちゃめちゃ素敵なのだが、
その素敵さがまったく伝えられる気がしない。
この一連の話の中で僕が感動してしまうのは
「生きもの係」さんがこのブログをプリントアウトして、
きっと知り合いでもなんでもなかった師匠にわざわざ届けた、
というところで、一言でいえば
「ちょっと喜ばせてやろう精神」だと思います。
さっき煙草を吸いながら考えた事なのですが
そういうことのできる人になりたい、というのが僕の人生の全目標である、
と言いきってもよいんじゃないかと。
(ぜんぜんできないから目標なんですけど)
とにかく、生きもの係さま、ありがとうございました。
勢い余って、表彰状書いてみました。

五島のはなし(79)
2010 年 2 月 9 日
五島の同級生に、こう、なんというか、
すごくソウルフルな女がいて
昔からソウルフルやなあと思ってましたが
昨年五島で会ったら、ますますソウルフルになってました。
「みんなもっとパッション見せようよ」としきりに言ってました。
ひそかに「五島のジャニス・ジョップリン」と呼んでるんですが、
本人が喜ぶかどうかわからないので
言わないようにしています(言ってしまったが)。
学生のころジャニス・ジョップリンを聞きまくってた僕にとっては
最高級の賛辞なのですが。
そんな五島のジャニスが、
東京で舞台に出るそうです。
おー。すげー。
東京乾電池研究生の卒業公演。
あっ、明後日からだ!
10日(水) 19:00(A・X)
11日(木) 14:00(A・Y) 19:00(B・Z)
12日(金) 14:00(B・X) 19:00(A・Y)
13日(土) 14:00(A・Z) 19:00(B・Y)
14日(日) 13:00(B・Z) 18:00(A・X)
このアルファベットのですね、「B」ってとこに五島のジャニスは出てます。
ぜひぜひ。
神楽坂のシアターイワトにて。
http://www.theatre-iwato.com/archives/umibe-no-baka-2010/
http://www.tokyo-kandenchi.com/
五島のはなし 番外(ユーミンと五島)
2010 年 2 月 1 日
ユーミンが「瞳を閉じて」の歌をつくるまでの
ドキュメントです。
NHKの番組になったものの一部が
youtubeにアップされていました。
歌の記念碑が建って、除幕式にユーミンが来たときの様子も
見ることができます。
五島のはなし(78)
2010 年 1 月 17 日
夢を公言しつづけると実現する。
と誰かがどこかで言ってました。
ほんとかあ?
と言いたくなるけど
ほんとかもしんないので、一応書いておきます。
● 五島に帰って、「五島列島コピー事務所」を設立。
● なぜか仕事がバンバン来る。
● 海辺で釣りしながら仕事。なぜかいいコピーのアイディアがばんばん浮かぶ。
● 「島に帰ったら、あいつは仕事ができるようになった」と評判になる。
● 評判は世界に広がり、世界中から仕事が来る。
● でもなぜか忙しすぎたりはしない。
● 打ち合わせは、モバイルパソコンでおこなう。
● なぜか五島のネット環境が劇的に改善されている。
● 「あいつとのテレビ会議はいつもバックに海が広がっていてよい」と評判になる。
● とにかく、やることなすことうまくいく。
● それにともない、五島が素晴らしい場所だと世界中が気づく。
● 五島が世界遺産になる。

こういうとこで仕事する(高浜海水浴場)

こういうとこで仕事する(頓泊海水浴場)

こういうとこも仕事場に(ツタラ島周辺の無人島)
五島のはなし(77)
2010 年 1 月 16 日
名も知らぬ、きみへ。
この冬休み
毎日釣りしてた
坊主頭の
すごくシャイの
港のそばの赤い屋根の家に住む
名も知らぬきみよ。
となりできみの釣りバカっぷりを
見ていたら
しあわせな気分になったぞ。
(カマスの釣り方を教えてくれてありがとう)
僕が釣ったこともないような
大きなあらかぶを
目の前で釣られた時は
心底嫉妬したぞ。
(嫉妬はシットと読むんだぞ)
また夏に会えるのを楽しみにしてる。
(頼むから港の魚を釣りつくさないでくれ)

坊主頭の釣りの師匠。
五島のはなし(76)
2010 年 1 月 9 日
五島を南の島だと勘違いしてる人がいます。
緯度でいえば、まあ、ある程度は南なのですが、
ちゃんと冬は寒いです。
その証拠にこの正月、僕は「しもやけ」になりました。
福江島でいちばん有名な山「鬼岳」もご覧の通り。

鬼岳から市街を望む。
うっすら雪なんかつもっちゃって。
あまりの寒さに、思わず「北国かっ!」とつっこみ入れました。
でも鬼岳、いいとこでした。

福江市街地と逆を見ればまた海。

天然記念物の火山涙は「鬼の涙」とも。
立派な天文台もできていて、望遠鏡も九州一だった(過去形!)のだとか。

鬼岳の天文台
鬼岳の説明もつけときます。読めるかな・・・?

「マウント・オニ」って!と思わず笑った。
五島のはなし(75)
2010 年 1 月 7 日
泣きそうになりましたよ、まったく。
この下の下の下あたりにアップされている
ベベンコビッチオーケストラの歌「とどひかよ」。
すべて五島弁の歌で、
「きみがしばらく島に帰ってこないからさみしいよ」
と歌ってるのですが
これは泣けます。
島を離れてる身としては、なんというか、
ちょっとおおげさにいうと島を捨てて暮らす罪悪感
みたいなものがいつも気持ちのどこかにつきまといます。
そういう人に対して、そういうのはいいから、たまには帰ってこいよ、
じゃないとさみしいぞ、というのは全面的な肯定で
申し訳なくありがたい一言だと思うわけです。
島から帰ってきたあとの2,3日は
必ずセンチメンタルになってしまうので
よけいに泣けてくるわけで。
よい歌詞だなあ。
その場所が良いところかどうかを決めるのは
まあ風景とか環境とかもあるかもだけど
いちばんは人でしょう。
・・・という意味でも、五島はよいところなんだなあ、と。
(センチな気分のまま思い切って書いてみた)






















