
El señor Ubé y el señor Botijo
ダンスのはなし ピナ・バウシュの源泉
ドイツの舞踊家、ピナ・バウシュ。
伝統的な型(かた)にとらわれず
身体ひとつで人間の強さや儚さ、
感情の揺らぎを表現する踊りに、
世界中が魅了されてきた。
そんな踊りの源泉について、ピナは生前こう語っている。
言葉にならない感情って、絶対にあると思う。
それを表現することが、ダンスの出発点だわ。

El señor Ubé y el señor Botijo
ダンスのはなし ピナ・バウシュの源泉
ドイツの舞踊家、ピナ・バウシュ。
伝統的な型(かた)にとらわれず
身体ひとつで人間の強さや儚さ、
感情の揺らぎを表現する踊りに、
世界中が魅了されてきた。
そんな踊りの源泉について、ピナは生前こう語っている。
言葉にならない感情って、絶対にあると思う。
それを表現することが、ダンスの出発点だわ。

ダンスのはなし マーサ・グレアムの言葉
私はダンサーになるよう、神に召されたのだ。
そう言ったのは、アメリカモダンダンスの
創始者のひとり、マーサ・グレアム。
TIME誌では、彼女をDance of the centuryと称し、
20世紀を代表するダンサーとして人々を魅了し続けた。
モダンアートを反映した
独特の身のこなしと生命力あふれる肉体表現。
世界大恐慌など、深刻な世相をモチーフに
鬱蒼とした時代の孤独感をも表現した。
96歳で亡くなる直前まで、
生涯をダンス界に注いだマーサには
こんな名言がある。
世界にあなたは一人しかいないのだから、
自信を持って、あなた自身で踏み出して行きなさい。
それは、きっと、マーサがダンスを通じて
全身全霊で表現し続けた、魂からのメッセージ。

ダンスのはなし 森下洋子の言葉
プリマバレリーナ、森下洋子。
3歳でバレエと出会い、
11歳で一人で上京。
天性の才能とあふれる表現力、
人一倍の努力で、めきめきと頭角をあらわす。
150センチの小柄な体を感じさせない
圧倒的な存在感は、やがて世界中の人を魅了し、
東洋の真珠と謳われた。
バレエ歴60年を超えても活躍し続ける森下は
こんな言葉をのこしている。
一日怠ると、自分がわかります。
二日怠ると、パートナーにわかります。
そして、三日怠ると多くの人にわかります。

ダンスのはなし 20歳のコンドルズ
男たちが学ランを着て、ロックを大音量で流しながら踊る
ダンス集団「コンドルズ」。
その独特のスタイルは、ニューヨークタイムズでも絶賛され、
国内外で公演を続けている。
なぜ、コンテンポラリーダンスというだけで難しいとかわからないとか
言われてしまうんだろう。
主催の近藤良平は、ずっと疑問に思い続けてきた。
そんな近藤がコンテンポラリーダンスで成し遂げたいことは?
と問われてこう答えた。
目指すは、楽しい悪ふざけ。
今年、20周年を迎えるコンドルズ。
永遠の少年たちは、すべての枠を飛び越えて踊り続ける。

ダンスのはなし 土方巽のことば
日本独自のダンスに、暗黒舞踏というジャンルがある。
確立させたのは土方巽だと言われているが、
彼はこんな言葉も残している。
自分の肉体の中の井戸の水を一度飲んでみたらどうだろうか。
ところが、みんな外側へ外側へと自分を解消してしまうのですね。
天を目指すバレエとは真逆に、
座り込み、床に転がり、身体全体で表現される土方の舞踏。
身体の奥底から絞り出されたその動きは、
土方の生き方そのものを表している。

図書館の話 マルクスの図書館通い
カール・マルクスの「資本論」は、
大英博物館の図書室で書かれたと言われている。
祖国を追われ、貧しかったこともあるが
当時、世界で最も情報が集まる図書館という場が、
経済学者の思索を手助けしたとも考えられる。
30年の間、毎日のように図書館に通い続けた
マルクスが、資本論序文に書いた言葉。
学問の急峻な山路をよじ登るのに
疲労困憊をいとわない者だけが、
輝かしい絶頂をきわめる希望をもつ

Damien
図書館の話 図書館の父、岡田健蔵
北方郷土資料の宝庫として有名な函館図書館には、
父と呼ばれる人がいる。
日本にまだ図書館がほとんどなかった明治42年、
私財を投じ、自宅を開放して図書館をつくった、岡田健蔵だ。
生活のすべてを図書館の活動と
資料の収集・保存に注ぎ込んだ。
貴重で高価な資料を買い集めるのも
財界人と親しくなって寄付を求めるのも、図書館のため。
岡田の家庭は、毎日の食事にも困るほど貧しかった。
そんな彼の遺言は、妻にたった一言。
誰が来ても、生前の俺のことを絶対にシャベんなよ
多くの人に慕われ、評価されながらも、
地位や名声を一切求めなかった彼らしい言葉だった。
岡田健蔵の葬儀は、彼の愛した図書館で盛大に行われた。

図書館の話 図書館の自由に関する宣言
映画化もされた有川浩のベストセラーシリーズ「図書館戦争」。
不当な校閲から、本を読む自由を守るため図書館が武装するという
エンターテイメント作品だ。
「図書館の自由に関する宣言」から構想が生まれたという。
1954年に日本図書館協会が採択したその宣言は
こんな勇ましい言葉で綴られている。
図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、
資料と施設提供することを、もっとも重要な任務とする。
図書館の自由が侵されるとき、
われわれは、団結して、あくまで自由を守る。
実は日本中の多くの図書館には、ひっそりとこの宣言が掲出されている。
図書館は、人間の知りたいという欲求を、
いつでも拒まずに、もの静かに受けとめてくれる。
「図書館の自由に関する宣言」は、
この場所が持つ強さと優しさに通じている。

図書館の話 サミュエル・ジョンソンの言葉
人は一冊の本を作るために、図書館半分をひっくり返す。
そう言ったのはイギリスの詩人、
サミュエル・ジョンソン。
その一冊にこめられた、先人たちの無限の叡智。
図書館は、そんな知恵と知識の宝庫なのだ。
なんでも瞬時に検索できる時代だけれど
宝探しのようにワクワクする
図書館での資料探しの習慣を大切にしたい。

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図書館の話 司馬遼太郎と図書館
歴史小説家、司馬遼太郎。
十代の頃から本に目覚めて図書館に通いつめ、
大学時代も読書に明け暮れた。
愛読書は『史記』だったという。
大学卒業後、軍隊に入った司馬は、
終戦を迎えたときにこう思った。
昔の日本人はもっとましだったに違いない。
そんな思いから、その後
新聞記者の傍ら歴史小説を書き出した。
膨大な資料をもとに
時代背景や登場人物をあらゆる角度から描き、
戦国時代から明治期にいたるまでの
日本と日本人の生き方を浮き彫りにした。
作家の原点を、本に学んだ司馬は言う。
いま、自分の十代の間に
何ごとかがプラスになったかも知れないということを考えてみると、
いくらか考えても図書館しかない。
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