五島のはなし(23)

五島のはなしを書いてきたおかげで、
ひとつパソコンに詳しくなりました。
それは、数字を〇で囲めるのは20まで、という事実です。
みなさん知ってたでしょうか?
二桁囲むんだったら、99までいけよ!と思うのですが。
ここに僕は科学技術の限界を見たのです。

さて僕のはじめての修学旅行のことを書きます。
それは小学5年生のときでした。
行先は「長崎」。長崎県人なのに長崎かよ!と今ならつっこみを入れたくなりますが、
その当時、長崎は僕にとって日本一の大都会。
銀座なんか目じゃありません。長崎。それも浜の町アーケード街。あこがれたなあ。

フェリー乗り場で整列した僕らに先生が聞きました。
「長崎行くの、初めての人」
クラスの半分近くが手を挙げたでしょうか。
僕はすでに何度か行ったことがあったので手を挙げなかったんですが、
その、手を挙げない優越感といったら!

というわけで、最初の修学旅行で思い出に残っているのは、
長崎の町ではなく、この五島のフェリー乗り場での一瞬の出来事で、
しかもほぼ唯一の思い出です。
すごく人間が小さいエピソードだと、我ながら、ほれぼれします。

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コメント / トラックバック 8 件

  1. より:

    私、緑小じゃなかったんで、微妙かもしれんけど、福小でも多少のブレはあってもたいして変わらんかもね。

    あんた、元気ですかー?もう10年以上会ってないけど。おっさんになってるんやろな。
    「ちゃんここ新聞」コメントなしに送りつけて来て、ご結婚もされたとか噂を商店街つながりで弟から聞くけど。

    お盆とか会えたらいいのにね。私も東京砂漠で微妙に生きてるんやけど。

  2. 厚焼玉子 より:

    わお〜、五島のかたから初コメントでしょうか。
    直史くんは、それほど「おっさん」になっていないような気が
    しないでもないですが
    みんなで「おっさん」と呼ぶとその気になるかもしれないので
    こんどためしてみたいと思います。

  3. 中村直史 より:

    おー。ひさしぶりひさしぶり。
    「ユ」と「商店街」だけでわかるとこがすごい。
    10年以上も会ってないのか、そうか、すごいなあ、時間って。
    こっちは元気です。おっさんにはなってないと
    自分では思ってたけど、上のコメントを見ると「それほど」って
    書いてあるから、けっこうおっさんなんでしょう。

  4. より:

    厚焼玉子さん

    直史が会ってくれないのは、頭髪的に後退したから、とか、
    身体的に正方形になったから、
    という憶測が私含む五島連盟の中で噂されています。
    じゃ、まあ、ちょいおっさんになったから会ってくれないんでしょうね。笑

    直史

    まあ、楽しいおっさんになってるみたいで。
    直史の五島に対する愛には感銘を受けるー
    ルイヒラタには小さく受けた、誰も知らんやろ。

    皆既日食見た?
    NASAを目指した青年はなんか不思議な職業の人になってるみたいで。
    還暦あたりに会おうでー
    俺も楽しいおばはん目指してがんばっけん。
    元気で生きちょけよー

  5. 中村直史 より:

    会ってくれないってなに、人聞きの悪い。
    誘われればいつでも(かどうかわからんけど)行くって。
    たぶん頭髪的には後退しとらんけど
    人間的には後退しとると思う。そして日食は見とらん。
    ルイヒラタは、あの店を全国区にしたい一心でCMつくった(ウソやけど)。
    うん、がんばれ、おれもがんばる。

  6. 山歩ロニ より:

    「その、手を挙げない優越感といったら!」の件(くだり)だけで、短編小説を読んだ気分に!
    龍之介の『蜜柑』のラストシーンが、目に浮かんだのは、なぜ?

  7. 中村直史 より:

    そういうことに優越感を感じる自分が
    子どものころはイヤでたまらなかったです。
    最近はあきらめました。

  8. 厚焼玉子 より:

    うわっ、「ルイ・ヒラタ」を知ってる人がいる。
    しかも五島人か???

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