2011 年 1 月 7 日 のアーカイブ

五島のはなし(124)

汽笛が聞こえてから
家を出発すれば、ちょうど
フェリーが着岸するころに港に到着する。
ぞろぞろ降りてくる
客たちの中からお目当ての顔を探すのが、
いつも楽しかった。

いまでも帰省中に
フェリーの汽笛が聞こえると
ちょっとよい気分になる。

子どもの頃には、よく父親から
「昔はこんな立派な船じゃなかったから
 長崎までずいぶん時間がかかったし、たいそう揺れた」
という話を聞いた。

そんな「立派な船」も、もう古い。
新型船が就航するのだという。



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