2011 年 11 月 12 日 のアーカイブ

宮田知明 11年11月12日放送



グレースケリー①

幼い頃のグレース・ケリーは、
病弱で内気な女の子だった。

オリンピックのボート競技の
金メダリストである父は、
スポーツのできる姉や兄の方をかわいがった。

「グレースにできることは、
姉のペギーならもっとうまくこなせる。」
と、父に言われつづけた。

尊敬する父に認められたい。
その想いが、グレースを動かす力になった。

1955年3月30日、
『喝采』でアカデミー主演女優賞を獲得した時の、
彼女の語った言葉。

 これで、やっとケリー家の一員になれました。

ハリウッド女優から、モナコのプリンセスへ。
今日、11月12日は、
グレース・ケリーの誕生日。



グレースケリー②

「背が高すぎ。痩せすぎ。
顎ががっちりしすぎ。」

若き日のグレース・ケリーは、
自分の容姿に
コンプレックスを感じていた。

しかし、それこそが
オードリー・ヘップバーンや、
マリリン・モンローと違う、
彼女らしい、全く別の魅力を放っていた。

その美しさを一言で表した言葉が、
「クールビューティー」。

もし、グレースが、
背がちょうど良くて、痩せてなくて、
顎ががっちりしていなかったら、
同じ成功は得られなかったのかもしれない。

今日、11月12日は、
グレース・ケリーの誕生日。



グレースケリー③

「嬉しくて、この喜びを何て
言葉にしたらよいか分かりません。
この受賞を可能にしてくださった皆様に、
心から感謝を述べたいと思います。」

映画『喝采』でアカデミー主演女優賞を
獲得したグレース・ケリー。
しかし彼女は、その時の気持ちを
こうも語っている。

オスカーを受賞した日、
 それは私の人生の中で一番寂しい時間でした。

受賞後、宿泊先のホテルの
部屋に戻ったグレースは、たった一人きりだった。

いくら成功しても、
分かち合える人がいなければ幸せではない。
一人彼女は、そう感じていた。

しかしその1ヶ月後に、
まさか運命の出会いが待ち受けていることなど
知る由もないグレース・ケリー。
このとき25歳。

11月12日は、グレース・ケリーの誕生日です。



グレースケリー④

ハリウッドのスター女優グレース・ケリーと
モナコのプリンス、レーニエ三世

華やかな世界に住む2人の交際の手段は
文通だった。

カンヌ映画祭で出会い、
ほんのひととき、交わした会話。
それ以来、2人は手紙のやりとりを欠かさなかった。

後にグレースはこう語っている。

女性がある程度の成功を果たすと、
結婚することで自分を失わず、
尊敬できる男性を見つけるのは大変なこと。

そのことを考えたら、
ふたりを隔てる距離などは
問題ではなかったのかも知れない。

11月12日は、グレース・ケリーの誕生日。



グレースケリー⑤

そして、お姫さまは、
幸せに暮らしましたとさ。

おとぎ話ならそこでハッピーエンドだが
モナコのプリンセスになったグレース・ケリーの現実は
その先があった。

本音を話せる友人がいない。
自由に出かけることもできない。
フランス語も流暢に話せない。

公務や生活に慣れて、
安定した毎日を送れるようになるには、
女優になってからアカデミー賞を取るまでより
ずっと長い時間を要した。

グレースは言う。

私は、女優に挑戦したように、
結婚にも挑戦したんです。

今日、11月12日は、
グレースケリーの誕生日。



グレースケリー⑥

 ただ月を眺めるためだけに
 竹で縁側を作るとは、
 なんと素敵なセンスなんでしょう。

大の親日家、グレースケリーが、
京都の桂離宮を訪れたときの言葉。

いつかモナコにもこのような庭園を造りたい。
そんな願いをかなえたのは、
他ならぬ夫のレニエ公。

グレースが亡くなって12年後に完成した日本庭園。
その茶室は、GRACE GARDENと名付けられた。

そんなグレースが、日本に送った言葉。

優しさ、礼儀、美、敬愛といった美徳を
日本が失わずにいることを、
世界中が切望しています。

今日は、日本を愛した
グレースケリーの誕生日。



グレースケリー⑦

「出産おめでとう(グレース公妃より)」

病院で出産があると、自ら病院へ出かけ、
お祝いの言葉と自分のサインを入れたカード、
そして花束を届けた、グレース公妃。

少しでも国民とのつながりを深めたい。
そう考えてのアイデアだった。

アメリカABCテレビのインタビュー中に
語った彼女の言葉は、
そのまま人柄や生き方を象徴している。

慎ましく、思いやりのある人間だったと、
みんなの記憶に残しておいてほしいのです。

今日、11月12日は、
グレースケリーの誕生日。

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五島のはなし(164)

五島の秋は夏でした。
全国的に暑かったみたいですけどね。
11月に海で泳ぐとは。ま、大人は泳がないけど。

この時期の五島の旬といえば、ウチワエビ!
ウチワエビの味噌汁を食べるだけでも、秋の五島を訪れる価値あり、だな。

いぜん、ぼくが父の名言として紹介したものに
「あらかぶ(カサゴ)は黒い方がうまい」というものがあったけど、
いまここに、父の第二の名言を書きます。
「おれは、ウチワエビはイセエビ以上だと思っとる」

父の教えというものはすごい。
血肉のようにぼくも思っているんだもの。
ウチワエビの味噌汁は、あのイセエビを軽く凌駕する味わいだ。

そんなどうでもいいようなことを再確認しつつ
秋の五島の旅を終えたのであった(終)

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