蛭田瑞穂 12年6月16日放送

TOM81115
それぞれの今①レオナ・ルイス

ロンドン出身の歌手レオナ・ルイス。
2006年、イギリスの人気オーディション番組で優勝したことにより
その名が知られるようになった。

幅広い声域と伸びやかな歌声。
その確かな歌唱力は一瞬にして視聴者の心を捉えた。

翌年発表したデビューアルバムは
全世界で600万枚を超えるヒットを記録。
2008年には北京オリンピックの閉会式で
次の開催地ロンドンの代表として、
レッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛」を熱唱した。

その歌声は4年の歳月を超えて、もうすぐロンドンへ届く。

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それぞれの今②ティルダ・スウィントン

1992年、映画『オルランド』で男から女へ生まれ変わる貴公子を演じ、
注目を集めた英国人女優ティルダ・スウィントン。

周囲からの疎外感を感じながら、自分の世界を探している。
そんな孤独な少女時代を過ごした彼女は大学卒業後、
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで演劇を学ぶ。
そこで自分の居場所を見つけた。

数々の映画に出演し、女優としての経験を積んだ今も、
演じることより共演者やスタッフに囲まれながら
作品をつくるプロセスが楽しいと語るティルダ・スウィントン。

最新作『少年は残酷な弓を射る』はまもなく日本でも公開される。

Craig Grobler
それぞれの今③ジュディ・デンチ

映画「007」シリーズでジェームズ・ボンドの上司「M」を演じる女優、
ジュディ・デンチ。鋭い眼光。低いハスキーボイス。
あのジェームズ・ボンドをも従わせる威圧感が彼女の持ち味である。

1957年、『ハムレット』のオフィーリア役で舞台デビュー。
その後「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」に所属し、
1998年、映画『恋におちたシェイクスピア』で
アカデミー助演女優賞を獲得した。

2012年、網膜の病気により、視力が失われつつあることを明らかにしたが、
「台本は耳で覚える」と気丈に振る舞う。

秋には「007」の新作、「スカイフォール」の公開が予定されている。

rexhammock
それぞれの今④伊藤穰一

「未来をつくる研究所」として知られる、
マサチューセッツ工科大学の研究機関「MITメディアラボ」。
昨年、外国人として史上初となる
メディアラボの所長に就任した日本人、伊藤穰一。

好きな言葉として伊藤は「ネオテニー」という言葉を挙げる。
「ネオテニー」とは、大人になっても子どもらしさを
持ち続けるという意味の言葉である。

そして今、彼はこう語る。

 変化する世界にあって、
 我々はもっと子どものような行動をし続ける必要がある。
 そうすることで、子どもたちに対して、
 未来を再発明する一助となるような生き方を教えることができる。


MITメディアラボ所長、伊藤穰一。
その視線の先はつねに未来を向いている。

Sit with Me
それぞれの今⑤シェリル・サンドバーグ

facebookの最高執行責任者、シェリル・サンドバーグ。
ハーバード大学の学生仲間から始まったFacebookが
世界的な企業へと成長した陰にこの女性の存在がある。

2008年、Googleの副社長からFacebookに転身すると、
広告をベースにしたビジネスモデルを確立し、
Facebookの収益と利用者数を飛躍的に向上させた。

2012年、TIME誌が発表した「世界でもっとも影響力のある100人」にも
選ばれたシェリル・サンドバーグ。彼女は今、こう語る。

 Facebookに写真を公開すると、どんなに離れていても、
 ぐっと距離が縮まったと感じられる。
 世界をより身近に、パーソナルに、互いに高め合えるようにすること。
 それこそが私たちのミッションなのです。

wvs
それぞれの今⑥ヴィム・ヴェンダース

ロードムービーの旗手、ヴィム・ヴェンダース。
彼によれば旅とは人生そのもの。
人の生きる1秒1秒が、過去から未来への旅に他ならないと言う。

小津安二郎に私淑し、日本の文化にも造詣の深いヴェンダースは、
震災後に福島を訪れた。

彼は今、こう語る。

 僕が知る日本人は過去を敬いながら
 変化にも柔軟に対応してきた人々です。
 日本人がどう未来に向かっていくのか見守りたいのです。

anguissette
それぞれの今⑦アリーナ・コジョカル

現在、「世界最高のダンサー」との呼び声が高い
ルーマニア出身のバレリーナ、アリーナ・コジョカル。

1997年にバレエダンサーの登竜門、
ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞すると、
弱冠19歳で英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルに就任。
2004年には“バレエ界のアカデミー賞”といわれる
「ブノワ賞」を受賞した。

157センチと小柄ながら、豊かな演技力が彼女の持ち味。
可憐な少女から成熟した女性まで、役ごとにがらりと印象を変え、
観客を惹きつける。

 一歩一歩、舞台上を進むたび、自分が演じる役柄へと変わっていく。
 とても素敵で不思議な感覚です。

演技についてそう語るアリーナ・コジョカル。
今年の8月、東京で開かれる世界バレエフェスティバルで
彼女の華麗な舞いが見られる。


Beacon Radio
それぞれの今⑨メリル・ストリープ

当代一の名女優は、ユーモアのセンスも一流である。

2012年のアカデミー賞授賞式。
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」で
3度目のオスカー像を手にしたメリルは
スピーチをこう切り出し、観衆の笑いを誘った。

 私の名前が呼ばれた時、アメリカの半分が
 『Oh! No! また彼女!?』と言うのが聞こえたわ。

その後、舞台挨拶のため日本を訪れたメリル・ストリープ。
アメリカ人以外の人物を演じることに話が及ぶと、
「今度は日本人を演じたい。次回作はこれで決まったわね」と言って、
にこりと笑った。

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