大友美有紀 15年11月7日放送

151107-02

「古川緑波」うどん粉の型焼

昭和の喜劇役者・古川緑波。
食べることに異様な情熱を持っていた。
戦争末期、うまいものが食べられず、嘆く。

 ああもう生きていてもつまらない!
 食うものがなくなったからとて
 自殺した奴はいないのかな。

なじみの店が二軒閉まっていた。
淋しく帰って「うどん粉の型焼」を
モシャモシャと食べた。
当時は、よくある食事である。
それで、涙が出そうな気持ちになったと
日記に記している。

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