大友美有紀 16年2月7日放送

160207-08
Flyinace2000
「アンデルセンとディケンズ」別れ

デンマークの童話作家アンデルセンとイングランドの作家ディケンズ。
2人は書簡を交わし、著作を読み、友情を育んだ。
アンデルセンは、英語が苦手だった。
手紙はデンマーク語で書き、翻訳してもらっていた。
英語で会話していたが、ディケンズは英語で話すときのアンデルセンを
しゃべれず、聞こえない人のようだったと酷評している。
ある夏、アンデルセンは、ディケンズの別荘に5週間滞在した。
当初1、2週間と言っていたのに。
ディケンズはアンデルセンにずいぶん悩まされたと友人に言っている。
実は、アンデルセンもそれに気づいていた。 

 数週間にわたって、私のように全くでたらめな英語をしゃべり
 雲のうえから転げ落ちてきたような者を真ん中にかかえていることは、
 ご家族にとって決して快いものではなかっただろうと気づいています。

うんざりしても、いらだっていてもディケンズは、
アンデルセンの前ではそれを感じさせなかった。
作家アンデルセンの才能を賞賛していたから。
2月7日はディケンズの誕生日。

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