佐藤延夫 17年8月5日放送

170805-04

学者のこころ 石原純

理論物理学者、石原純は、
大学生のときに読んだ相対性理論に感動し、
自分もその研究をしようと思った。
日本で初めて相対性理論の論文を書き、
ヨーロッパへ留学の際には、
実際にアインシュタインらのもとで学んでいる。
帰国後は、日本物理学の草分けとして研究を重ねた。
アインシュタイン来日時には、通訳も務めている。

また、石原は物理学のほかに和歌も嗜んだ。
チューリヒでアインシュタインと面会したときに、
こんな歌を詠んだ。

名に慕へる 相対論の創始者に われいま見ゆる こころうれしみ

憧れる人に出会ったときの感動は、
数式では表せない。

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