時間とは アウグスティヌスの言葉
ローマ帝国の神学者、アウグスティヌスは云った。
時間とはなんであるか。
誰も私にそれを問わなければ、私は知っている。
しかし、誰か問う者に説明しようと思うと、私は知らないのである。
当時は、昼夜の1時間の長さが季節によって変化する不定時法だった。
時は流れ、1950年代。
人は時計の性能を追い求め、
英国海軍のクルーにより耐久性のテストが行われた。
マイナス66.1度、犬ぞりで氷の上を移動するなど過酷な条件だったが、
チューダーの腕時計、オイスター プリンスは正しい時を刻み続けた。
曖昧だった時間が、少しだけクリアになった。