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五島のはなし(179)



博多から五島福江に向かうフェリー「太古」。
ここでも何度か紹介したのだが、どうも、宣伝効果が出ていない。
「ブログを読んだのがきっかけで乗ってみましたよー」
って声を一度も聞かない。
(※そもそもこれを読んで五島に行ってみました!って話も聞かない!涙!)

でも考えてみれば、
太古のこと、さらっと書いただけで、どんなにすばらしいフェリーか、ちゃんと書いたことがなかった。
だから、今日はもうちょっとくわしく書こうと思う。



まず、フェリーの乗り場ですが、福岡というか博多あたりでタクシーに乗ったら
「五島行きのフェリーの出るとこのあっでしょ、あそこ行ってください」
と言ってください。
その言い方が、博多のタクシー運転手に親密な気分にさせ、最短距離で行ってくれます。たぶん。

チケット売り場で切符を買ったら、案内板に従ってフェリーに乗り込みます。
フェリーの乗り口のところに、係員の人がひとり、立っています。
この人に切符を渡すのですが、この場所からすでに五島は始まっています。
まず、おしりとおしりをくっつけあって、「ハイホー!」と叫ぶ、五島独特の挨拶をしてください。
これで、係員の対応が良くなります。



客室はこんな感じです。
ここでも、まわりにいる人には、前述のあいさつをしましょう。



フェリーはなかなか清潔で、気持ちが良くて、ちょっとゴージャスな感じさえあります。
上の写真の階段では、ドレスアップした奥様の手をひいて、一歩一歩降りていきたいところです。
階段を降りたところで、ダンスを踊っても構いません。
きっとまわりの乗客たちも、にこやかに眺めてくれるはずです。手拍子だってしてくれるかも。



踊り疲れたら、自販機コーナーでビールと食べ物をゲットしましょう。
おすすめは、たこやきです。



ペットルームもあり、わたしワンちゃんといっしょじゃなきゃ旅したくない!という方にも安心です。



2階にはグリーン寝台もあります。一般客室にプラス2000円で、個別のベッドに寝られます。
お花も飾ってあったり、それはもう、貴族の気分ですね。
ぼくはたった2000円プラスで貴族の気分が味わえるなら、といつもこの寝台をとります。
めちゃめちゃ快適です。



博多を出てからの寄港地はこんな感じです。
博多を23時30に出港し、最終目的地の福江港に到着するのが朝の9時。
途中、夜明けの時間に、うっすら浮かび上がる島々を甲板から眺めるのが、この船旅の至福の時間になります。
ほんっっっっっとうに美しいです。ぼくはたいてい寝てて見逃しますが。

そんなこんなな太古の紹介。
この夏、海水浴がしたくなったら、だんぜん五島がおすすめです。
そして、太古での渡航がおすすめです。
おしりとおしりの挨拶をした瞬間、夜明けの島々を見た瞬間、ばかみたいに透き通る海水浴場に立ったとき、
なるほど、これが五島なんだ、と実感できるはずです。

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五島のはなし(178)



ものすごくおいしい身を、ものすごくかたい殻で覆っている、
っていうのは、どういうつもりなのか。
うまい→みんなに狙われる→殻を進化させて守る 
という進化の歴史を想像するけど、
そもそもそんなにおいしくならなきゃよかったんじゃないか、と思ってしまう。
エビには理不尽なうまさがあるね。

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五島のはなし(176)



春の海は一気に潮が引くから、うかうかしてられない!
ぼーっとしてるとほら・・・



海に帰れなくなってしまったり。

そして、そのすきに人間たちは掘る!掘る!掘る!休んでは、また掘る!
一度掘りだすと掘るという行為の魔力にとりつかれてしまう、
潮干狩りシンドロームにあなたはかかったことがありませんか?



食べる分だけ、行けばとれる。
ずーっとそんな海だったらいいんだけどなあ。

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五島のはなし(175)




ピィピィピィとさえずるひばり
さえずりながらどこまであがる
高い高い 雲の上か
声は聞こえて見えないひばり
(文部省唱歌)

ゴールデンウィーク、五島の鬼岳は、ひばりの声がすごかったです。
超サラウンド効果。
東京に戻ってきてからも、耳から離れません。

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五島のはなし(174)



フェリーのつく大波止ターミナルから北西へ20分くらい歩くと
こんもりした山があります。通称「こんぴらさん」。

山道を歩くと、岩肌に彫りこまれた仏像を見ることができます。
磨崖仏(まがいぶつ)というらしいですね。



だれが彫ったんでしょう。
彫るという行為は、気持ちを込めることと直結してる感じがします。



五島の人が日ごろ祈りをささげる場所なんですかね。
子どもの頃は遊びまわってるだけで、あんまりそんなこと考えたことなかった。



やっぱ腹八分が大事らしいっすよ。



山頂近くには祠があって、その前に何体かの狛犬(こまいぬ)がいたのだけど、
月日がたち過ぎたんでしょう、狛犬がにらんでいるのか、笑っているのか、はたまた嘆いているのか、
よくわからない顔になってた。人間も歳とるとそうなるのかな。
なんか、いろいろ許してくれそうな顔です。
そもそもこれ・・・狛犬?

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五島のはなし(173)



五島では5月5日こどもの日に、おふろに「菖蒲(しょうぶ)」の葉をいれて、
それを頭に巻く(頭が良くなるように)、
おなかに巻く(おなかがいたくならないように)、
そのほか、健康が気になる部位に巻く、という慣例がある。
これ、全国的なこと?
五島だけ?・・・ってことはないですよね。

こどものためにやるものなんですが、
切なる願いをこめて、ぼくは、自分の頭に何度も巻きつけてきました。

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五島のはなし(171)



五島もめっきり春です。
食卓に「めかぶ」が出てくると春なのです。
やわらかく、ねばりけがあって、潮の香りがする。
今しか食べられない海の幸。
先週五島に帰省しこの「めかぶ」を食べたとき、思わず目を閉じましたね。むはー。うまい。



魚たちも水温が上がるとともに活発になってくるみたい。
あらかぶの子どもたちが積極的にエサを追いかけます。
釣り上げた途端、真っ黒の墨をおしりから出しました。



これ、海の中で、アオリイカの子どもを食べてるから。
それで、お腹の中にイカスミがたまっている。
実際、岸壁沿いには、子イカが何匹もゆらゆらとただよっていました。
おいしいイカを食べている魚なら、当然うまいはず。
でも小さいあらかぶや卵をもったあらかぶは海にかえします。

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五島のはなし(170)

冬の五島に行くと、けっこう寒いし、天気は悪いし、
あんまり活動的なことができないのであるけれども。
んでも、天気が悪いのもまたナイスな景色に変えてしまう高浜海水浴場。



と、そのお隣の、とんとまり海水浴場。



雲と霧と水とかとろけあって、見てる方もとろけちゃいそうでしたよ。

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五島のはなし(169)





ふつうの温泉では子どもが泳いだりすると
非常に嫌な顔されますが、
ここでは子どもが初対面のおじさんに
「よーし、おじさんのところまで泳いでくるんだ!こい!どーした!ほら!こい!」
と言われてました。

その昔、山下という名の少年が見つけたという荒川温泉。
「山下という名の少年が」っていうのがアバウトで五島っぽい。

五島には温泉もあるよー、というお知らせでした。
あ、ちなみに子どもたちが
ばっしゃんばっしゃんやっているようなお風呂ではありません。
たまたま子どもがいて、まわりに人が少なかったら
上記の様な光景になっただけでありまして、
五島の人というのはけっこう空気を読む人たちのなのです。
ゆっくり静かに湯につかることができます。



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五島のはなし(168)



五島福江島の鬼岳。
子どもの頃は、年に2,3回は遠足で行ってた場所で、
小学一年生から高校三年生までずーっと続いた
(しかも高校時代は部活で走らされたりしてた)ので、
鬼岳はもういいよ、腹いっぱいだよ、みたいな状態だったわけですが、
最近また帰省するたびに行くようになりました。
なにがいいってわけじゃないんですが、なーんか、いいんですよ。
五島人にとっては「ゆる~い聖地」だと思うんですけど。



五島で生活していたころにはなかった「ココロの球」なるものが
鬼岳の中腹にできてました。なにやら説明文がついています。読んでみます。



あなた自身が
かけがえのない唯一のものであるように
あなたのふるさとが
心の中ではいつも世界の中心であるように
私たちは描く
この地を中心とする世界の地図を
この地球上のどこかをふるさととするすべての人々のために
そうです
ここが地球の真ん中です
ここから発信する平和への願いが
やがて地球の隅々までを
おおいつくすことを願って
「平和都市福江」宣言記念
福江市

・・・ちた。

(ちなみに「ちた」は、五島弁で「ですって」の意味です)
なんて書きながら、さっき書いた「ゆる~い聖地」っていうのが
言い得て妙だったんじゃないかと急に思えてきた。 
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