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原央海 17年4月23日放送

170423-02
よっちん
17時台 「ますだおかだ」篇

「おもしろいマンザイ師になりたい」。
小学校の卒業文集に書いた言葉をそのまま叶えたのが、
漫才コンビ「ますだおかだ」のボケ担当・増田英彦(ますだひでひこ)。

元・世界のナベアツの桂三度(かつらさんど)とは、中学時代の同級生。
兄弟漫才コンビ「中川家」は、中学の後輩だそうだ。

熱い想いで漫才に取り組む増田から出てくる言葉は、
やはり熱い。

とあるテレビの漫才コンテスト優勝後。
シャンパンファイトをしていた彼は、客席に向かって、こう叫んだ。

テレビに出てるだけが面白い芸人じゃないです!
ライブにはいっぱいおもろい芸人がいます!
テレビだけじゃなく、みんなライブに来てください!

シャンパンをたっぷり浴びた彼は、
会場全体から拍手喝采も浴びることになった。

ちなみに、
相方である岡田圭右(おかだけいすけ)が卒業文集で書いた言葉は、

無欲

そんな真逆な2人が奏でる漫才だからこそ、
聴いていて心地良いのかもしれない。

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原央海 17年4月23日放送

170423-03

18時台 「フットボールアワー」篇

誰かが不祥事を起こせば、すぐにネットが炎上。
何か問題が起これば、SNSや掲示板にツッコミの声が溢れる今の時代。
誰かはこう呼ぶ。「一億総ツッコミ時代」だと。

そんな時代に生まれた「例えツッコミの天才」といえば、
漫才コンビ「フットボールアワー」の後藤輝基(ごとうてるもと)だ。

彼のツッコミは的確、でありながら、笑える。

この時間は、彼の「例えツッコミ」の数々を紹介していこう。

女性お笑いコンビ・たんぽぽの2人の
化粧前と化粧後のギャップの激しさに…
「高低差ありすぎて耳キーンなるわ!」

相方・岩尾の口臭に対して…
「奥歯のほうで猫死んでますよ。」

露出度の高い女性タレントの衣装に…
「こんなもん、四捨五入したら裸ですよ。」

共演した芸人の弟が9年浪人しているという話を聞き…
「9年言うたら、生まれた犬がボチボチ死ぬ頃ですよ!」

芸人仲間のつまらないギャグには…
「お前、よくそんなギャグ出せたな。
 陶芸家やったら割ってるヤツやで。」

ツッコミのプロ、さすがである。

少しの言い間違いをしただけで、「噛んだ」とツッコまれる今の時代。
ツッコミが世の中に広まる様子を見て、後藤は何を想うのだろうか。
意外にも彼は、とあるインタビューでこう答えている。

ツッコむ人って、なんかしんどくないですか?
リーダーシップを取ろうとしているみたいで。

僕はなりわいですから仕方がない。
でも普段はそんなにしゃべらないです。
みんなで楽しくやってる時に“なんやねん”とか言われたら冷めますやん。
だからむやみやたらに使わんほうがええと思いますけどね。

ツッコミのプロ、さすがである。

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原央海 17年4月23日放送

170423-04

19時台 「アンタッチャブル」篇

「いやいやいやいやいや~。」

この謙虚な受け答えをトレードマークに
一躍有名になった漫才コンビといえば、「アンタッチャブル」だ。
彼らは自分たちのことを「謙虚芸人」と呼ぶ。

先輩芸人から憧れられるほどの面白さと大胆さを持っているこの2人は、
大きな漫才コンテストに対しても「気負いがない」という。

スベることに不安はないのだろうか。
ボケを担当する山崎弘也(やまざきひろなり)は、
とあるインタビューでこう答えた。

最悪、スベっても
死ぬわけじゃないっていう。

厳しい環境に身を置いた時、
開き直った男は誰よりも強い。

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原央海 17年4月23日放送

170423-05
naufragoenlasopa
20時台 「ブラックマヨネーズ」篇

2種類の「なんでやねん」を使い分けられたから。

それが、漫才コンビ「ブラックマヨネーズ」の
ボケ担当・吉田敬(よしだたかし)が
ツッコミ担当・小杉竜一(こすぎりゅういち)を相方に誘った理由である。

吉田の目線と言葉選びは、独特だ。

とある日に、SNSで突然こんな投稿をしたそうだ。
「悔しさを食え。悔しさはクソまずいけど、何より力になる。
 ほんまは、クソまずいものなど食べたくない。
 ムリして食わなくていいよ。
 でもな、せめてクソまずいの食って吐いてる奴を見かけても笑うな。」

1000以上の「いいね!」を集めた
この投稿の真意を聞かれた彼は、こう答えたそうだ。

悔しい思いをした時、悪口ばっかり言いたくなる。
けど、それを消化してみる。
「なんでそんな事を言われたのか?」
「それを覆すために何ができるのか?」
と悔しさに向き合うことが必要。
悔しさを食ったらマズい。ただ、それが一番頑張る力になる。

同期のイケメン芸人・チュートリアル徳井と比較されつづけ、
実力がありながらも、なかなか世間からの人気が出ないことに苦しんだ吉田。
悔しさを味わいつづけた彼だからこそ、出てくる言葉は、深い。

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原央海 17年4月23日放送

170423-06

21時台 「チュートリアル」篇

吉本男前ランキングで3年連続一位を獲得し殿堂入り。
テレビ番組でとあるスピーカーの魅力を語った日には、
売上がメーカー予想の3倍を超える。

それほどの人気と、
確かな実力を持った芸人と言えば、
漫才コンビ「チュートリアル」のボケ担当、イケメン芸人・徳井義実(とくいよしみ)だ。

そんな徳井と同居するのは綺麗な女性、
ではなく、
漫才コンビ「スピードワゴン」ボケ担当の小沢一敬(おざわかずひろ)。

愛を知る県、愛知県で生まれた小沢は、極度のロマンチスト。

今は、日曜日の夜の9時過ぎ。
合コンを始めている若者たちに、
小沢が生み出した乾杯の音頭をご紹介したい。

地球上に、今さ、人口って何人いるか知ってる?
…63億人いるの。
63億人に、1人に1秒しか会わなくても、180年かかるの。
それが俺たちどう?
もう出会って5分以上経ってる。
奇跡 乾杯!

1つ1つの出会いに、感謝したくなる。

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原央海 17年4月23日放送

170423-07
tontonme2010
22時台 「サンドウィッチマン」篇

みやぎ絆大使、松島町観光親善大使、宮城ラグビー親善大使・・・

それ以外にも、多数の東北のシンボルとなっているのは、
可愛いアイドルでもなく、イケメン俳優でもなく、
大柄なおじさん2人、漫才コンビの「サンドウィッチマン」である。

高校時代のラグビー部で知り合った2人は、
関西でも関東でもなく、宮城から日本一の漫才師へと駆け上がった。

ツッコミ担当である金髪の伊達みきおの人柄を表すエピソードとして、
こんなものがある。

2011年3月11日、あの東日本大震災があった翌日、
彼はブログに、こんなメッセージを書いた

戦後、俺たちのじいちゃんや、ばあちゃんは、日本を復活させた。
世界には奇跡と言われた日本の復興。
必ず復興します。
日本をナメるな。
東北をナメるな

クールで恐い見た目とは裏腹に、優しく、熱い心。
それが、彼が愛されつづける理由かもしれない。

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原央海 17年4月23日放送

170423-08

23時台 「NONSTYLE」篇

「日本一のナルシスト」
といっても過言ではない男といえば、
漫才コンビ「NONSTYLE」のツッコミ担当・井上裕介(いのうえゆうすけ)だ。

その威力、半端じゃない。
SNSでのファンとのやり取りは、神技だ。
「井上の顔面スコア37点」と批判的なコメントが来れば、
「37点満点でしょ」とポジティブに返信。
「朝起きて突然イケメンになってたらどうしますか?」と問われれば、
「今と変わらないから、どうもしない!」と返す。
「井上さん!ナルシストは病気になりやすいんですって!」と言われれば、
「まじで?病気も、おれの魅力に寄ってきちゃうのかぁ。」と一蹴。
お見事、の一言である。

彼の夢は、なんなのか。
とあるインタビューで、こう答えたそうだ。

ポジティブというコトバが流行語になるような日本にしたい。
皆が前向きに未来を語れるような世の中になるためにも、
僕は「ポジティブの代名詞」として頑張っていきたいと思います。

もしかすると彼は、本当にイケメンなのかもしれない。
そう思ったのは、私だけだろうか。

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原央海 16年4月30日放送

160430-01
Mariordo
「神様の誕生」篇

1953年3月、
1人の神様がブラジルに生まれる。
その名は、アルトゥール・アントゥネス・コインブラ。
洋服の仕立屋である父のもとに生まれた神様は、
6歳までおっぱいを飲む甘えん坊だったという。
1994年、そんな彼に日本の「内閣総理大臣顕彰」が贈られた。
アルトゥール・アントゥネス・コインブラ。
またの名を、「ジーコ」。
「サッカーの神様」と呼ばれる男。
日本との関係が深い神様は、よくこんなことを言う。

 日本は第二の故郷です。

「内閣総理大臣顕彰」の外国人受賞は、
50年の歴史の中で、ジーコ以外にはいない。

神様は、日本を愛し、日本から愛されていた。

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原央海 16年4月30日放送

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S.Yoo
「神様の少年時代」篇

サッカーの神様、ジーコ。
「サイボーグ」と言われるほど強靭な肉体を持つ神様は、
16歳のユース時代は40kgもない痩せっぽちだった。
技術はあるが、ひと回り大きいディフェンスに吹き飛ばされ、
年間18試合に出場するも、わずか3得点…。
しかし、体格のハンデがあっても、少年は諦めなかった。
1日の食事を5回に増やし、生活習慣も変更した。
朝は5時半に起き、午前中はチーム練習。
午後の学校を終えると、夕方は2時間のウエイトトレーニング。
深夜11時に家に着き、翌日もまた5時半に起きる…。
その結果、体重も増え身長も伸び、太股は10センチ以上太くなった。
そうして1年後、年間27得点でユースリーグの得点王に輝く。

神様の過去は、誰よりも泥臭い。

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原央海 16年4月30日放送

160430-03

「神様と日本」篇

サッカーの神様、ジーコ。
彼は1991年、後の「鹿島アントラーズ」である、
「住友金属FC」というアマチュアチームに入団した。
Jリーグ開幕を控えた日本で、
「ゼロからプロサッカークラブを築く」という話に魅力を感じたからだ。
しかし、世界のトップレベルで活躍した神様は、環境の違いに驚いた。
1日2試合は当たり前。
昼食はあぐらをかいて、地べたでうどんを食べる。
ゴールマウスにネットもない、土のグランドで練習をした。
あまりにも不憫に思った通訳が、
「世界を舞台にしたあなたが、こんなところでプレーして、さびしさを感じないか」
と尋ねたことがあったそうだ。
しかし、神様は笑ってこう答える。

 環境の違いは感じるが、さびしいとは思わない。
 どこでサッカーをやろうが、楽しいことに変わりはないから。

神様は、誰よりもサッカーが好きなのだ。

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