茂木彩海 12年6月17日放送


seamusiv
夫婦のはなし アマドゥとマリアム

アフリカ、マリを代表するデュオ。
アマドゥ・エ・マリアム。

ギターを担当する夫のアマドゥは、16歳の時に。
ヴォーカルを担当する妻のマリアムは、5歳の時に光を失った。

2人は言う。

 僕らは違う地平線、他の国にある音楽を一緒に唄うのが好きなんだ。

2人で音を奏でるとき、その目には、
2人にしか見えない世界が、広がっているに違いない。


のりりん
夫婦のはなし 水木しげると武良 布枝

お見合いから結婚式まで、わずか5日。
夫の特技は自由自在におならをすること。
税務署員に疑われるほどの、わずかな収入。
とっておきの御馳走は、腐りかけの黒いバナナ。

結婚してまでそんな生活をしたいという女性は、まずいない。

武良 布枝。(むら ぬのえ)
夫の名は、水木しげる。

上京した布枝は、水木のあまりの貧乏生活に驚いた。
見合いのときは、「東京でそれなりの暮らし」とウソをついていたこの男。
夫として、このまま付いて行って大丈夫なのだろうか。
正直言って、心配だった。

それでも、ひたすら机に向かって漫画に打ち込む姿。
その背中だけは、信じられた。

布枝は言う。

 自分自身に恥じない、その意気込みの、迫力たるやなかった。
 『俺はこれで生きるしかない』という覚悟が伝わってきて、
 その姿を思うと、いまでも胸が熱くなります。

どんなときでも夫を笑顔で支える妻は頼もしい。
だが、支えたいと思える夫であるか。
それも大事な、夫婦の秘訣。

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