大友美有紀 13年7月7日放送



「七夕」きんぎんすなご

 ささのは さらさら のきばに ゆれて

童謡「たなばたさま」。
作詞は、童謡詩人の権藤はなよ。
野口雨情に師事。

昭和16年に発表されたこの歌には、
のきば、きんぎんすなご、ごしき、
いま聞くと、ちょっと何のことだかわからない
言葉がある。

のきばは、軒の端。
笹飾りが屋根に届きそうな様子が目に浮かぶ。
きんぎんすなごは、金箔銀箔を粉にしたもの。
夜空にちりばめられた星の瞬き。
ごしきは、五色。

わからないけれど、リズムがある。おぼえてしまう。
幼い子が、おしゃべりした言葉そのままが、
メロディにのっているよう。

作者・権藤はなよの兄は、アララギ派の歌人、
その影響だろうか。

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