2016 年 8 月 14 日 のアーカイブ

森由里佳 16年8月14日放送

160814-01 Khamis Hammoudeh
旅 おいしさをつたえる旅

 ノルウェーの本店と同じ時間の流れ方を体験してほしいなって思っています。

そう語るのは、小島賢治。
カフェ「フグレントウキョウ」のオーナーだ。

インテリアショップの流れをくむ本店と同様、
内装はすべてノルウェーヴィンテージ。
日本では珍しい、
浅煎りコーヒーのフレッシュな薫りであふれるこのカフェは、
世界最高と称された「FUGLEN」の初海外進出店だ。

世界中にゆっくりと拠点をつくっていくそのさまは、
まるで、止まり木をつくりながら旅をつづける渡り鳥のよう。

フグレン。
それは、ノルウェー語で「鳥」を意味する。


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森由里佳 16年8月14日放送

160814-02 oolalah
旅 コーヒートリップ

ノルウェー・オスロから進出した人気カフェ、
フグレントウキョウ。

オーナー・小島賢治は、熱心なバリスタだ。
日本を飛び出してシドニーで修行を積んだのち、
単身オスロに乗り込んでフグレン本店の門をたたいた。

しかし、彼が伝えたいのは
コーヒーのおいしさだけではないという。

 フグレンには、ノルウェーが好きな人が来たりするんですよ。
 本店に行かなくても同じ時間の流れと味が飲めるっていうのは
 面白いじゃないですか。


フグレンが提案するのは、時間の過ごし方。
一杯のコーヒーが、連れて行ってくれる旅がある。


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佐藤日登美 16年8月14日放送

160814-03 Travel Unmasked
旅 食べて、祈って、恋をして

「食べて、祈って、恋をして」
人生に迷った女性が、自分の思うがままに世界を旅し、
思うがままに食べて、祈って、恋をする物語。
ジュリア・ロバーツが主演したこの映画は、
作家エリザベス・ギルバートの自叙伝である。

彼女は、イタリアでピッツアとパスタとジェラートを心ゆくまで食べ、
インドで静かに瞑想し、
インドネシアで美しい海と、あたたかな人たちに出会う。

わがままと言われようとも、自分の気持ちに正直に、ひたむきに。
旅は、それを許してくれる。


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佐藤日登美 16年8月14日放送

160814-04 bortescristian
旅 ふわふわのオムレツ

海に浮かぶフランスの世界遺産、モン・サン・ミッシェル。
その名物に、ふわふわの特大オムレツがある。
19世紀、宿屋を営むマダム・プラールが始めたと言われている。

中世から、巡礼地として多くのひとが訪れていたモン・サン・ミッシェルだが、
そこまでの道のりは決して楽なものではなかった。
潮の満ち引きがはやく、海に飲まれて命を落とすひともいた。

そんな命がけの旅を終えた巡礼者たちに、
あたたかいごはんをお腹いっぱい食べさせてあげたい。
そう思ったマダム・プラールは、卵をたっぷりと泡立て、
あつあつのオムレツをふるまった。

旅人を癒してくれるのは、
いつの時代もおいしい料理と、地元のひとのやさしさだ。


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蛭田瑞穂 16年8月14日放送

160814-05 バイク便八王子立川所沢
旅 旅に出る理由1

東京タワーから続く道で、
彼は恋人からニューヨーク行きの決意を伝えられる。
乗り気じゃなかったはずの、突然の心変わりだった。

旅立ちの日。ひとけのない海岸で、
彼は「元気でいて」と恋人をギュッと抱きしめる。
そしてふたりは空港へ急ぐ。

小沢健二の『僕らが旅に出る理由』では
旅に出る恋人との別れが描かれる。

小沢健二は歌う。

 遠くまで旅する人たちに あふれる幸せを祈るよ
 ぼくらの住むこの世界では旅に出る理由があり
 誰もみな手をふってはしばし別れる



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蛭田瑞穂 16年8月14日放送

160814-06 jackyczj
旅 旅に出る理由2

人はなぜ旅に出るのか。

 旅は私にとって、精神の若返りの泉である。
  アンデルセン


 旅をすれば、人間は謙虚になれる。
 自分がどれほどちっぽけな存在かを
 思い知らされるからだ。
  ギュスターヴ・フローベール


 旅というものは、時間の中に純粋に身を委ねること。
  福永武彦


 旅路に果てがあるのはいい。
 しかし結局、大切なのは、旅そのものなのです。
  アーシェラ・K・ル=グウィン


 旅における発見とは、新しい景色を見つけることではない。
 新しい目で見ることである。
  マルセル・プルースト


人はなぜ旅に出るのか。
答えは、旅する人の数だけある。


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