小野麻利江 18年12月23日放送

181223-04

愛のことば いろんな「愛」

愛って、なんだろう。
歴史的にも地理的にも、愛にはいろんな姿がある。

古代ギリシアにおける愛は「エロス」と呼ばれ、
肉体的な交わりから、さらに真理へ至ろうという衝動を含んでいる。

キリスト教における愛は「アガペー」。
隣人との人格的な交わりと、神への愛を強調している。

仏教での愛は「渇愛(かつあい)」。
「喉が渇いている時に水を飲まずにはいられないような、根源的欲望」
に例えられ、煩悩のもととして否定的に見られている。

日本ではかつて、「愛」という文字は「かなし」と読み、
相手をかわいいといとおしみ、守りたいという気持ちを意味していたが、
明治に入り、ギリシャやキリスト教的な概念が
同時に輸入されたことで、
「愛」が、より多くの意味を含むようになってしまった。

ロマンチックなムード高まる、この季節。
もし愛のことばをささやく予定がある方は、
その「愛」が、どんな気持ちから来ているか。
ちょっと考えてみるのも、面白いかもしれません。

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