川野康之 19年1月19日放送

190119-02

走り出す タクリー号

日本の最初のガソリン自動車は、
自転車の輸入販売業者であった吉田真太郎らの手によって作られた。
アメリカ車を見本にしながら、いろんな部品を工夫して、
どうにか組み立てられた自動車。
ガタクリガタクリ走るので「タクリー号」と呼ばれた。
1907年(明治40年)のことである。
タクリー号は高価であったため
事業としては成功しなかったというが、
ともかくここから日本の自動車の歴史がガタクリと走り出したのである。
一方で吉田真太郎は事業に失敗し、変転の多い人生を送った。
最後に手がけたのは温泉掘削事業であったという。

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