野村隆文 20年5月24日放送


窓を開けよう 心地よい窓辺へ

窓辺を提示すること。
荒れ狂う世界に対して、建築ができることはこれしかない。

力強い言葉でそう語ったのは、
新しい銀座線渋谷駅の設計も手掛けた建築家、内藤廣。

アルヴァ・アアルトの名建築 マイレア邸に感銘を受けた内藤は、
その窓辺は、大きな安堵感と、人の尊厳を支える場所だと述べる。

人にとって居場所があることは、不安定で混乱した外の世界に対する
心のシェルターとしての役割も大きい。
そもそも、建築は風雨から身体を守るものとして発展したもの。
あらゆる窓辺や建築は、人間が自由に守られるために存在するのだ。

人の居場所が、あらためて考え直されている今。

自分の家に、好きな街のどこかに、あるいは
遠く離れた国や、バーチャルな空間のなかに、
それぞれの人にとって居心地のいい、
とっておきの窓辺が見つかりますように。


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村山覚 20年5月23日放送

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亀の話 亀有の狛亀

亀は縁起がいい生き物として、古くから愛されている。
「亀」という字がつく地名もたくさんあるが
東京で有名なのは葛飾区の亀有だろうか。

現在の亀有のあたり、400年前までは「かめなし」という
地名だった。江戸幕府が地図をつくるときに
「なし」だと縁起がわるいと「あり」に変えたそうだ。

亀有のとある神社の入り口では、
狛犬ならぬ狛亀が出迎えてくれる。
手水舎にも亀。賽銭箱にも亀。

今は、亀のようにゆっくりと進もう。


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永久眞規 20年5月23日放送


亀の話 ハワイとカメ

ハワイのいたるところで見かける
ウミガメのモチーフ。
そこには大切な意味がある。

もともとポリネシア圏で、
ウミガメは伝説や神話に登場するが、
中でも、ハワイでは「ホヌ」と呼ばれ、
幸せを運ぶ、海の守り神だ。

その由来として
有名なものに、
海辺で遊んでいた子供たちが
サメに襲われていた時、
自らが子供にばけて身代わりになったという話がある。

そんなウミガメも今では絶滅危惧種。
守り神がいなくなった海は、
どうなってしまうのだろう。


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村山覚 20年5月23日放送

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亀の話 亀と散歩

近ごろ、亀と一緒に暮らす人が増えている。
意外と人懐っこく、騒音も立てず、
寿命も長いというのが人気の理由。

亀は自分で体温調整ができないので、
あたたかい場所を好む。
甲羅や骨の成長のためにも、
たまには紫外線にあてて
甲羅干しをした方がいいそうだ。

先月、イタリアの街中で亀と散歩していた女性が
400ユーロの罰金を払う羽目になった。
理由は外出禁止違反。担当の警察官によると
「亀はピザくらいの大きさだった」とのこと。

のんびりと日向ぼっこできる日が、待ち遠しい。


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福宿桃香 20年5月23日放送

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亀の話 ディエゴ

今から半世紀前。
ガラパゴス諸島に生息するエスパニョーラゾウガメは
絶滅の危機にあった。

生き残りはわずか十四頭、
さらにそのほとんどがメスという状況に陥った島に
救世主として送り込まれたのが、
ディエゴと名付けられた一頭のオスだった。

作戦は大成功。
ディエゴはたった1頭で800近い子孫を残し、
今年までに、種全体の数は2000頭を超えた。

ニュースでは「伝説の絶倫ガメ」などと称されてきたが、
専門家によれば、ゾウガメはオスが一方的にメスを支配するのではなく
きちんと関係性を築く生物。
つまり、もっとも多くのメスから
好意を寄せられた個体でもあったというわけだ。

絶滅危惧という彼らにとっての緊急事態の中で
周囲を魅了したディエゴ。
ピンチの時こそ、前を向いていたいものだ。


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仲澤南 20年5月23日放送


亀の話 亀と犬

「カメ、カメ。」
そう呼ばれた先にいたのは、
硬い甲羅を持ったあの生き物ではなく……
犬だった。

明治時代、日本人は西洋の犬を「カメ」と呼んだという。
そのきっかけは、聞き間違いだった。

「明治事物起源」という本によると
西洋人が“come, come.”
つまり「おいで」と犬に声をかけているのを間違えて
カメだと思い、
それがそのまま全国各地へと広まってしまったのだ。
今でも東北地方の一部では方言として残っているという。


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澁江俊一 20年5月17日放送


STAY HOME

ずっと家にいるからこそ
あえてやってみたいこと。

それは
ずっと前に感動した本や映画を
もう一度あらためて
味わってみること。

昔読んだ時よりも
読みやすいなと感じたり
今までなんとも思わなかったシーンが
意外な刺激をくれたりする。

本も映画も
変化していないのだから
それは時が経って
自分自身が変化したという証。

そんな変化を
お家で楽しんでみませんか?


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澁江俊一 20年5月17日放送

MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)
STAY HOME

ずっと家にいるからこそ
あえてやってみたいこと。

それは
家の中に新しい居場所を
つくってみること。

いつもの寝室ではなく
リビングにキャンプ用のテントを張って
寝袋を敷いて家族みんなで寝てみたり
いつものご飯を
いつもの食卓ではなく、
庭や、ベランダや、屋上に
椅子とテーブルを移動して
のんびり食べたりしてみよう。

家の中だって
やったことがないこと、
きっとまだまだあるはず。
居場所をほんの少し変えてみるだけで
家に新しい風景が生まれる。

そんな自由を
お家で楽しんでみませんか?


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澁江俊一 20年5月17日放送


STAY HOME

ずっと家にいるからこそ
あえてやってみたいこと。

それは好きな料理を
いつもより手間暇かけて
つくってみること。

例えば
お湯を注げば
すぐにできるラーメンを
スープからつくってみる。
電話をすれば
すぐに届くピザを
生地からつくってみる。
カレーならルーを
自分の好きなスパイスで
つくってみる。

いちからやれば
失敗だっていい思い出になる。
丸一日かけて一食をつくる。
その時間は果たして
ムダな時間なのだろうか。
つくりながらきっと
今まで考えたこともないことを
考えたり気づいたりするはず。

そんな発見を
お家で楽しんでみませんか。


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澁江俊一 20年5月17日放送


STAY HOME

ずっと家にいるからこそ
あえてやってみたいこと。

それは時間旅行。

例えば
今住んでいるまちを起点に
過去へ過去へとどこまでも
時間をさかのぼってみる。

このまちで戦争中には
どんな出来事があったのか。
明治時代にはどんな建物があり
どんな人が住んでいたのか。
江戸時代には?
鎌倉時代には?
縄文時代には?

インターネットという
タイムマシンに乗り込んで
SFの主人公気分で
行けるところまで行ってみよう。

そんな冒険を
お家で楽しんでみませんか。


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