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宮田知明 17年1月28日放送

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shuichiro
星野源 才能

芝居はヘタだった。
でも、すごくやりたい。
出来ないからこそ、
やらなきゃだめじゃん!

そして彼は、こうも思った。

才能があるからやるのではなく、
才能がないからやる、という選択肢が
あってもいいんじゃないか。

その人の名は。

ドラマ、逃げるは恥だが役に立つ。
そして、恋ダンス。
2016年、一躍、時の人となった、
ミュージシャンであり、俳優、星野源。

今日は1月28日。ハッピーバースデー、星野源。

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宮田知明 17年1月28日放送

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星野源 イケメン

テレビやインターネットの投稿などでの、
星野源の評価は様々だ。

イケメンじゃないのに、なぜ人気があるのか。
いや、星野源はイケメンだ。そう言う人もいる。

星野源が人を惹きつける理由とは、何なのか。
彼がラジオ番組で語った言葉の中に、そのヒントが。

 カッコイイとか、自信を持ったりとか、
 つきつめると、中身を良くしていくしかないんですよね。
 顔って、かっこよくはなれないんだけど、
 中身が変わることでその人が変わる。
 みんなの認識の中で、その人の顔はいい顔ってことになるんです。

もはや、イケメンだから人気になる、
という時代ではないのかもしれない。

人間、中身が大事。
ずっと前から言われてきたことではあるけれど。

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宮田知明 17年1月28日放送

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星野源 くも膜下出血

星野源のこれまでの人生は、
とても順風満帆と言えるものではなかった。

2012年のある日。レコーディングが終わった直後、
バットで殴られたような痛みとともにその場に倒れた。
くも膜下出血。そして、2度の入院。

しかし彼は、病気のことも前向きにとらえた。
つらい事の中に、意外と面白いのが混じっている。
そっちの方が個人的には魅力的だ、と。

退院して、最初のライブ。
ミニスカートのナースに支えられながら出てくる、という演出。
会場は爆笑の渦につつまれる。

星野源は言う。

 人に迷惑がかからないことであれば、どんどんやった方がいい。
 どんなにうまくいっても、あと何十年で死んで、無になるぜって。
 だから、これからもいろいろやりたいです。

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宮田知明 17年1月28日放送

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星野源 バースデーソング

星野源とお笑いコンビ、バナナマンの2人は
大の仲良しで知られている。

2010年から毎年、星野はバナナマン日村に
バースデーソングを贈っているほど。

2012年、星野がくも膜下出血で入院したとき。
星野を応援するために、
日村は逆にバースデーソングを作り、歌った。

タイトルは、「君と初めて」。
歌詞は、星野の大好きな、下ネタだった。

くだらない。
そうやって笑えるものが、
入院している男にとっては、いちばんうれしい。

今日は、星野源の誕生日。
ハッピーバースデー、星野源。

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宮田知明 16年9月17日放送

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台風 台風を形容する言葉

2016年は、台風の被害が大きかった年として
記憶されそうだ。

台風を形容する言葉として、
「猛烈な」「大型の」という言葉はよく聞くが、
「弱い」「小さい」といった言葉を耳にすることはない。

それは、台風を過小評価することで、
人の心が安心してしまい、
被害につながることを防ぐためだそうだ。

もし、次に来る台風が
たとえ大きくなかったとしても、台風は台風。
万全の準備を。

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宮田知明 16年9月17日放送

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台風 車内アナウンス

聞き慣れた電車のアナウンスも、
台風が直撃するような緊急時には、
その言葉は少し変わる。

台風によって大きくダイヤが乱れ、
家まで帰れるのか分からない
と不安がる乗客たち。
とある車掌さんの発した言葉に、
乗客たちは気持ちを和まされたという。

 横浜線、この電車のみ運転致します。
 行けるところまで参ります!
 ご乗車になってお待ちください。

マニュアル化された言葉の中に、
車掌さんの気持ちが入ったとたん、
みんなを元気づける言葉に変わる。

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宮田知明 16年9月17日放送

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台風 台風の由来

英語のTyphoonの語源は、日本語の台風から来ているのではないか、
と思っている方も多いかもしれないが。

諸説あるが、起源は中国語の「大きい風」と書いて
「大風」から来ていると言われている。

日本では、昔、台風のことを「野分き」とか「野分け」と言った。
つまり、「野を分けるほどの強い風」という意味だ。

日本語から来ているのかと思って、ちょっと残念、
と思った方もいるかもしれない。

でも、日本語が起源の言葉が、うれしいことなのか、どうか。
TSUNAMIは、日本語が起源だ。

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宮田知明 16年9月17日放送

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きんちゃん
台風 台風でも会社に行く人々

 南の島の大王は、子どもの名前もハメハメハ
 学校ぎらいの子どもらで
 風がふいたら遅刻して 雨が降ったらお休みで
 ハメハメハ ハメハメハ ハメハメハメハメハ

かの有名な、「南の島のハメハメハ大王」の3番。

雨が降ったらお休みする、
は日本ではあり得ないにしても、
台風でも多くの日本サラリーマンが、会社に出勤していく。
台風が来るのを予測して、
台風が来る前に会社に着こうとしたりする。

ハメハメハ大王から見ると、
日本人は真面目に映るのか、
それとも・・・。

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宮田知明 16年4月23日放送

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manoftaste.de
ビールのお話 純粋令

 「ビールは、大麦、ホップ、水のみを原料とすべし」

ちょうど500年前の今日、4月23日。
ドイツで、ある法律が制定された。

「ビール純粋令」。

バイエルン公国のヴィルヘルム4世が、
ビールの品質の保持、食料としての小麦の確保という目的で
定めた法律。

ドイツ統一時にもこの法律は継承され、
500年経った今日でも、
多くのドイツの醸造所でその製法が守られている。

ところで、このBGM
「天国にはビールはない♪」
オクトーバーフェストでもよく歌われる歌。

ビール純粋令制定よりも前の時代に、
ある目的をもって作られた言葉だったのだが、
それはまた、別のお話。

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宮田知明 16年4月23日放送

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ビールのお話 修道士たちの言葉

かつて14世紀、ヨーロッパ全土にペストが大流行した。
修道士たちは、その主な感染源が「生水」であると考え、
麦汁を煮沸させて作るビールを飲むように、人々に説いて回った。
しかし、いっこうに生水を飲む習慣がなくならず、
ペストはフランスからドイツ、オランダ、
ポーランドへと蔓延していった。
そこで、修道士たちはこんな言葉を生み出した。

「天国にはビールがない。生きているうちに飲みなさい。」

その言葉が効いたのかは、いまとなっては分からない。
しかし、ペストは14世紀半ばに衰えはじめ、やがて終焉した。

その後ますますヨーロッパ中で愛される飲み物となった、ビール。
中でも、宗教改革で知られるマルティン・ルターも大のビール好き。
彼も面白い言葉を残したのだが、それはまた、別のお話。

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