三島邦彦 13年4月14日放送


hto2008
ピンチ! ジャッキー・チェン

オバマ大統領も、クリントン元大統領も、
彼の映画のファンだという。
その男の名前は、ジャッキー・チェン。

ブルース・リーの映画のエキストラからキャリアをスタートした彼は、
カンフー映画に命がけのアクションとユーモアを持ち込み、
アジアのトップスターへと登りつめた。

どんなに危険なシーンでもスタントに頼らないジャッキー。
映画の中の主人公とジャッキーは常に一体。
だからこそ、観客は彼から目が離せない。

しかし、あまりにも危険な撮影のため怪我は絶えない。
全ての指は骨折したことがあり、ほとんどの関節は脱臼したことがあるという。
それでも、ジャッキーは危険へと自らを駆り立てる。
25メートルの時計台からの飛び降りに失敗して首の骨を折った後も、
怪我が完治すると同じシーンを撮り直した。

ある日、記者が死ぬのは怖くないのかと尋ねた時、
彼はこう答えた。

 映画の中以外で死ぬのはごめんだよ。

ジャッキーのピンチが面白いのは、
それが本当のピンチだからだ。

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