佐藤延夫 13年9月1日放送



遅咲きの人 平櫛田中(ひらくしでんちゅう)

不遇という長いトンネルにも、いつか終わりがくる。
彫刻家、平櫛田中の人生も遅咲きだった。

名が売れ出したのは、60歳を過ぎてから。
72歳で東京美術学校の教授となり、
代表作「鏡獅子」を発表したときは、86歳になっていた。

  六十、七十は洟垂れ小僧 男盛りは百から百から

そう語る平櫛さんは、90歳で文化勲章をもらい、
107歳の長寿を全うした。
遅咲きと言われる人の中でも、ひときわ大きな花を咲かせた。

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