佐藤延夫 15年9月5日放送

150905-02
画像提供:東京国立博物館   
浮世絵の男たち 喜多川歌麿

江戸の寛政年間は、
浮世絵の黄金期と言える。
多色摺の新しい技法により斬新な表現が可能になると
あまたの絵師がしのぎを削った。
中でも喜多川歌麿は、
美人画の最高峰として君臨した。
どのような人物なのか不明な点は多いが、
彼はいくつかの作品の中で
自画像を残している。
たとえば、遊女に囲まれて杯を手にする美男子。
羽織には「歌」そして「麿」という字が記されている。
今や世界的にも有名な歌麿だが、
きっと遊び心に溢れた人物だったのだろう。

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