佐藤延夫 17年5月6日放送

170506-02

天才の嗜好 サミュエル・ジョンソン

18世紀の作家、サミュエル・ジョンソン。
シェイクスピアにまつわる多くの著作や、
英語辞典の編纂などで名を馳せ、
当時のイギリスで彼を知らない者はいなかった。
そんな男だが、変人だった。
食べ物を目の前にすると、飢えたライオンのように貪り食う。
また、道を歩きながら全ての柱に触り、
ドアを開ける際には、決まった歩数ぶん離れたところから飛び込んだという。
ただ、独特のユーモアは持っていた。
彼の英語辞典の一部を紹介しよう。

麦:イギリスでは馬の餌になっている穀物だが、
  スコットランドでは人間の食料になっている。

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