佐藤日登美 19年5月12日放送


Litlok
風 風見鶏

ヨーロッパの教会を見上げると、十字架とともに
風見鶏がとまっていることがある。
雄鶏をかたどったその像は、風向きを教えてくれるだけでなく、
魔除けやお守りの意味も持つ。

だから、4月に起きたノートルダム大聖堂の火災後、
焼け落ちた尖塔に取り付けられていた風見鶏が発見されたとき
フランス市民は「奇跡だ」と喜んだ。

大聖堂は、フランスにとっての誇りであり、心の拠りどころでもある。
再建された暁には、風見鶏が上にとまり
その凛々しい姿で方角を指し示してくれるに違いない。

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