河田紗弥 19年8月4日放送



喉が渇いたなら。 〜ミルク〜

日本人が牛乳の知識を得たのは、
6世紀中頃のこと。
朝鮮半島から帰化した智聡という男が
仏典や医薬書と一緒に
牛乳の効果や乳牛の飼育方法が書かれた書物を持って帰ってきたことが
きっかけと言われている。

大化の改新の頃、
天皇に牛乳を献上したところ、
「牛乳は体をよくする薬である。」とたいそう喜び、
牛乳を飲むという文化を日本に持ち込んだ智聡の子に
「和薬使主(やまとくすりのおみ)」の姓を与えた。

その後、
朝鮮からの渡来人が増えるにつれ、
次第に乳搾りや乳加工が広まり、
奈良時代には、当時の乳加工品が朝廷に献上されていたという。

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