松岡康 20年8月16日放送


Derek Bridges
ジャズなお葬式

今日は、送り盆。

世界には珍しい死者の送り方がある。

ジャズが生まれた地として有名な、ルイジアナ州ニューオリンズ。

ここニューオーリンズではお葬式にもジャズが根付いている。

棺を墓地まで運ぶ道中、
ブラスバンドの演奏する明るいジャズにあわせて、
参列者もいっしょにお祭り騒ぎをする。
ときには棺をお神輿のように揺さぶったり。

長い間、奴隷として搾取され、虐げられてきた黒人たち。
彼らにとって「死」は奴隷からの解放を意味し、
亡くなった人が天国へいくことを祝福しているのだという。

人は誰もが、肌の色も違えば、考え方も歴史も違う。
でもそれだから面白い。
色んな人がいる様に、お葬式も色んなやり方でやる時代が来るのだろう。

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