松岡康 13年2月9日放送



チョコと裁判

世界でもっとも有名な
チョコレートケーキ。
それは、ザッハトルテだ。

1832年。わずか16歳の
フランツ・ザッハがつくるケーキが
ウィーンじゅうの話題になった。
フランツの息子エドヴァルドは勢いに乗り
「ホテル・ザッハ」を開業。
ザッハトルテはそこでも大人気だった。

そして世界恐慌。
「ホテル・ザッハ」も財政難に陥る。
この危機を救ったのはウィーン王室御用達ケーキ店
「デメル」の女経営者アンナだった。
彼女が援助の条件にしたのは、ザッハトルテの販売権。
当時のホテルの経営者エドヴァルド・ザッハーと
アンナは恋仲だとも噂された。

二人の死後、ホテル・ザッハはデメルに対し
ザッハトルテの名称の使用を禁じる長い裁判を起こした。

1962年、長期にわたった裁判にやっと判決が下され
どちらもザッハトルテを生産販売できることになった。
この裁判を、vision人は「甘い戦争」と呼ぶ。

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