
香りの話 土屋耕一さんのキャッチフレーズ
香りは、女の、キャッチフレーズ。
ある化粧品メーカーの広告に使われたフレーズだ。
言葉にしないで、香りで伝える。
すべての女性が、あらゆる時に、そうできたなら。
きっと世界から、男と女の喧嘩はなくなるだろう。

香りの話 土屋耕一さんのキャッチフレーズ
香りは、女の、キャッチフレーズ。
ある化粧品メーカーの広告に使われたフレーズだ。
言葉にしないで、香りで伝える。
すべての女性が、あらゆる時に、そうできたなら。
きっと世界から、男と女の喧嘩はなくなるだろう。

romana klee
香りの話 CHANEL NO.5
伝説の香水、「CHANEL NO.5」
ココ・シャネルがその調香を依頼したのは、
天才調香師といわれた、エルネスト・ポーだった。
彼の試作品の瓶には1から5、20から24の数字が貼られ
その中からシャネルは5番を選んだという。
5という数字はシャネルにとって、純粋で神秘的なものだった。
幼少期、修道院の孤児院で過ごした彼女が通った聖堂の通路には、
この数字が模様のように描かれ、
修道院の庭には、5つの花びらをもつ
ゴジアオイが咲いていたという。
特別な数字を纏ったシャネル初の香水は
自身の5度目のコレクションの日、5月5日に発表された。
かのマリリン・モンローが「何を身に着けて寝るのか」と
尋ねられたときの答えにも、この神秘の数字は秘められる。
「シャネルの5番を5滴よ」

welshwitch36
香りの話 「ロードゥ イッセイ」
イッセイミヤケがはじめて手がけた香水、
「ロードゥ イッセイ」。
意味は、「イッセイの水」。
自立した女性が身に着ける香りは
水のようにクリアでありたい。
衣服を一枚の布として考える
イッセイならではのシンプルな思想が、
香りにも受け継がれている。
「ロードゥ イッセイ」が完成して、25年。
イッセイによってデザインされた香りは、
いまなお世界中の女性を、香りで応援し続けている。

香りの話 「鉄の女」の香り
鉄の女、マーガレットサッチャーが愛用した香水は、
Penhaligon’s(ペンハリガンズ)の
「Bluebell(ブルーベル)」だと言われている。
香りの特徴はというと、
はじめにグリーン系のさわやかな香りがただよい、
しばらくするとヒヤシンスやジャスミンなどのフローラルへ。
最後はスパイスが、香り全体を引き締める。
甘くセクシーなわけでもなく、
かわいらしいわけでもない。
強く、重厚感のあるリッチな香りを選んだサッチャーから、
香りは女性にとって大切な意思表示のひとつであると
気づかされる。

Mohmed Althani
香りの話 ジョー・マローン夫妻
日本でも知られるイギリスのフレグランスブランド
ジョー・マローン。
ブランドを設立した調香師ジョー・マローンさんは
カリスマ的な人気をほこる。
彼女のこだわりは、自分の手と嗅覚だけを信じて
機械を使わずに調香すること。
ブランドをここまで大きくしたのは、19歳で出会い、
経営を支えた夫の存在だ。
彼女は、夫の匂いを、どんなささやかな
ものからでも嗅ぎ分けられるという。
ブランドを代表する香りは、夫のために調香したものだ。
フレグランスとは香る人によって感じ方が違うもの。
きっとその香りの中には、
彼女にしか甘受できない夫の香りが含まれている。

写真のはなし マン・レイと被写体
写真家としても画家としても活躍したマン・レイが
こんな言葉を残している。
私は絵に描きたいと思わないものを写真に撮る。
それは、すでに存在しているものだ。
被写体がいて、写真家がいる。
一枚の写真の中には、
その関係性が焼き付けられている。

写真のはなし 操上和美のファインダー
コップ一杯の水で写真が撮れたら、
一流のカメラマンになれますよ。
81歳の現在も活躍を続ける写真家
操上和美はそう言う。
コップに水を入れて毎日観察していると、
水の存在や光との関係、持っている手の形など、
一つの哲学ができてくるという。
ファインダーを外した日常でも、ものをじっくり見る目。
それが写真家の武器なのかもしれない。

写真のはなし ポール・モブリ―の写真集
フォトグラファーの、ポール・モブリ―。
彼は100歳を越えるおじいちゃん、おばあちゃんを
70人以上撮影し、ある写真集をつくった。
タイトルは、「もしも100歳まで生きたなら」。
生き生きとした写真に添えられるのは、
激動の20世紀を生きぬいた先輩たちの深い言葉。
「神さまが私をこの世にいさせてくれるの」
という、117歳のおばあちゃん。
「100歳の誕生日にも飛行機にのったよ」
と語る、102歳の元パイロット。
「心の中がどうであれ、常に笑顔を絶やさずにいなさい」
というのは、お互い再婚同士の102歳と104歳。
「ズルだけは、絶対にやってはいけない」
というのは、長年牧場につとめた101歳の人生訓。
この撮影をきっかけに、100歳まで生きることを
自分自身の目標にした、というポール・モブリ―。
彼は、長生きの人には
ある共通点があることに気付いたという。
みなさん、自らが学んできたことを話したがり
人に分け与えようとします。
無口な100歳以上の人はいません。

写真のはなし ロバート・キャパの視点
20世紀を代表する
報道写真家、ロバート・キャパ。
キャパが向き合い、撮ろうとしたのは、
「戦火の真っ只中で、何が起きているか」。
カメラだけを携えて5つの戦争に従軍し、
名もなき兵士たちを撮り続けた彼は、
こんな言葉を残している。
君がいい写真を撮れないのは、
あと半歩の踏み込みが足りないからだよ

写真のはなし カメロンの理想の美
写真技術が誕生して間もない時代に活躍した
ジュリア・マーガレット・カメロン。
彼女のキャリアは始まりが遅く、48歳から。
娘夫婦から写真機を贈られたのがきっかけだったという。
しかし、それからは周囲が驚くほどの熱意で写真術を学び、
精力的に制作活動を展開し始めた。
特に彼女が没頭したのが、
ラファエルの描く天使やアーサー王物語を題材にした、
芸術性の強い写真作品だった。
当時、写真は記録のための手段として認識されていたため
彼女の作品には厳しい評価が多かったが
カメロンは自分が理想とする「美」を写真で描くことに
多大な情熱を注ぎ続けた。
写真との出会いを、彼女はこう語る。
私は先人たちの美をすべて捉えたいと切望していました。
そして、ついに、願いが叶ったのです。
カメロンが生まれた家庭は、裕福であると同時に
美人揃いでも有名だったという。
そのなかで比較的地味な娘として育ったからこそ、
彼女の中には独創的で芸術性の高い
「理想の美」が生まれたのかもしれない。
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