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佐藤理人 19年6月15日放送

Piefke La Belle
雪男って信じる?

イエティ、ビックフット、雪男。

呼び名は違っても、世界の山岳地帯に住む人々は、
古くから毛むくじゃらの大男の話を語り継いできた。

身長3m、体重140kg。
見かけはサルに似ており、2本足でよたよたと歩く。

雪男が初めて目撃されたのは1832年。

目撃者であるネパールの初代イギリス大使
B・H・ハドソンは、その日の日記に、

 黒くて長い毛に覆われた、
 未知の生物が歩いていた。


と記した。ちなみにしっぽはなかったそうだ。


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佐藤理人 19年6月15日放送


雪男って信じる?

梅雨には、たくさんの名前がある。
雪男が世界的に有名になったのは1951年。

イギリスの登山家エリック・シプトンが、
長さ33cm、幅20cmの人間に似た足跡を発見した。

クマにしては大きすぎるその足跡は、
人間では超えられない大きなクレバスを、
ひとまたぎで超えていた。

かくして、雪男狩りが流行の冒険になった。

ガイドたちは山に住む巨人の話を繰り返し語り、
雪男のものと称する骨や皮が土産物として人気を博した。

しかしそのどれもがヤギのものだった。


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佐藤理人 19年6月15日放送


雪男って信じる?

雪男の撮影に初めて成功したのは、
アメリカの農場主ロジャー・パターソンである。

彼は1967年カリフォルニアで、
川岸を歩く背が高くて毛深い動物の姿を、
114mの距離からフィルムに収めた。

映像は短くボケていたが、胸の形から雌であることはわかった。
直立して大股で歩く、巨大なサルに似たその生物は、
彼が撮影していることに気づくと、慌てて森に消えていった。

史上最も有名なこの雪男の映像をきっかけに、
世界中のテレビ局や新聞社に何百通も目撃情報が殺到した。


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佐藤理人 19年6月15日放送


雪男って信じる?

アメリカでは昔から雪男、
別名ビッグフットが数多く目撃されている。

1973年6月25日の深夜。
イリノイ州のマーフィーズボローという小さな村近くの森で、
ドライブ中のカップルが気味の悪い叫び声を聞いた。

やがて地響きを立てながら、
巨大な毛むくじゃらの生物が全身泥まみれで現れた。

その生物は

 マーフィーズボローの泥の化物

と名付けられ、警察が正式に調査にのりだした。

大規模な捜索隊が、森をしらみつぶしに探した。
しかし発見できたのは、広範囲に踏み潰された草木と、
泥の上に残る大きな足跡だけだった。


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佐藤理人 19年6月15日放送


雪男って信じる?

雪男の正体は何か。

もっとも有力なのは、
アメリカの研究家ハーラン・ソーキンの説だ。

彼はゴリラに似た大型の類人猿が、
突然変異を起こした結果だと言う。

 ゴリラは1800年代初めまで発見されなかった。
 初めてゴリラを見た人間がどう思ったか
 想像できるかね?


恐怖を抱いた人間たちが防衛のため、
類人猿たちを襲ったことは想像に難くない。

生存競争に破れ山岳地帯へ避難したその末裔が、
雪山で独自の進化を遂げ、雪男になったのだろうか。

その正体は、今も謎のままである。


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佐藤理人 19年3月23日放送


過去への探検  イグアノドン

世界で初めて恐竜の化石を発見した、
イギリスの医者ギデオン・マンテル。

1822年、彼は仕事の帰りに珍しい石を見つけた。
専門家に見せると、象の歯だと笑われた。

しかし熱狂的な古生物マニアだった彼は、
それが1億2千年前の爬虫類の歯だと突き止めた。

体長7mを超すその生物に、
彼は「イグアナの歯」を意味する

 イグアナドン

という名を授けた。

イグアナドンの完全な化石は現在、
ベルギーの王立自然史博物館に展示されている。


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佐藤理人 19年3月23日放送

John Cummings
過去への探検  メガゾストロドン

2億年前に哺乳類が存在した事実は、
約50年前までわからなかった。

1966年、南アフリカ博物館の研究員アイオーン・ラドナーが、
恐竜の化石を発掘中に小さな白い塊を見つけた。
拡大鏡でよく見てみると、歯がついていることがわかった。

それから数ヶ月。
かつて見たことのない小動物の全身の骨が、
細心の注意のもとに掘り出された。

体長10cm、しっぽ4cm。
トガリネズミに似たその生物は、

 メガゾストロドン

と名付けられた。


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佐藤理人 19年3月23日放送


過去への探検  ジャイアントモア

1936年、ニュージーランドの田舎道で、
荷車を引いていた一頭の馬が倒れてこの世を去った。

馬の持ち主のジョーゼフ・ボグデンという農夫が、
亡骸を埋めるために穴を掘ると、
約800羽もの巨大な鳥の骨が見つかった。

古生物学者が調べたところ、
16世紀に絶滅した

 ジャイアントモア

の骨だとわかった。

身長4m、体重250kg。
史上最大の鳥類でありながら、
翼がなく飛べなかった悲劇の鳥。

骨は古い泥に埋まっていた。
もしもモアが飛べたら、今も生きていたのだろうか。


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佐藤理人 19年3月23日放送


過去への探検  最初のアメリカ人

1947年、人類学者ヘルムート・デ・テラが、
メキシコでマンモスの骨を見つけた。

よく見ると、隣には人間の骨も埋まっていた。
彼はマンモスがいた1万1000年前、
アメリカにすでに人類が存在したと考え、その骨を、

 テペスパン人

と名付けた。

しかし彼の発見はいい加減な発掘作業によるものだと、
無視されてしまった。

5年後、同じ場所で見つかったマンモスの骨に、
矢が刺さっているのが発見され、
テラの説が正しかったことが証明された。

アメリカ大陸に存在した最初の人間は、
4万年前に移住したアジア人だった。


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佐藤理人 19年3月23日放送

Ryan Somma
過去への探検  ネアンデルタール人

1856年、ドイツのネアンデル谷で、
石灰岩を掘っていた作業員が一体の骨を見つけた。

地元の理科教師ヨハン・フールロットが、
その骨を組み立ててみると、
猫背で額の出た、二本足の生物だとわかった。
彼はそれが原始人の骨だと確信。発見場所にちなんで、

 ネアンデルタール人

と名付けた。

しかし当時、進化論は神への冒涜とみなされており、
彼の発見は怒りと嘲笑で迎えられた。

ネアンデルタール人の存在が受け入れられたのは、
11年後、フールロットが亡くなった年だった。


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