熊埜御堂由香 10年05月16日放送



走る人 谷口浩美


 「こけちゃいましたぁ。」


彼の笑顔に、
日本中のお茶の間が、ほんわかした。
1991年の世界陸上、金メダリスト谷口浩美。
翌年のバルセロナ五輪で、転倒する。
20人抜きを見せるが結果は8位。

くやしさも、あったはず。でも笑った。
谷口は現在も、マラソン界で、
日本人男子として、唯一の金メダリスト。

彼は言った。


 踏まれても踏まれても、雑草のごとく。


ずっこけた笑顔は、谷口の強さの証にちがいない。





走る人 鬼塚喜八郎


昭和26年、夏。ひらめきは、
キュウリとタコの酢の物からもたらされた。

鬼塚喜八郎。
シューズブランド
オニツカタイガーの創始者だ。

タコの足の吸盤にヒントを得た靴底の
鬼塚式バスケットシューズを考案。
全国を営業して走り回り、ブランドを育てていった。

やがて、東京オリンピックのときには
オニヅカタイガーのスポーツシューズを履いた選手が
計46個のメダルを獲得し
オニヅカの名前はさらに高まった。

彼は言った


 「持てる力を一点に集中させれば、必ず穴があく。」



突破していくひとは、迷わずに走り続けられるひと。

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