三島邦彦 12年6月24日放送


美空ひばりと母

あなたがいちばん尊敬する人は誰ですか。
昭和の大歌手、美空ひばりはその質問に対して、
デビューしたての9歳の頃からその生涯に渡り、
「母です。」と答え続けた。

美空ひばりの母、加藤喜美枝。

戦時中、夫が戦地へ向かったため、
夫が帰って来るまで、残された魚屋をつぶしてはいけないと
ゴムの長靴をはいて市場に仕入れに出かけ、
女手一つで切り盛りをした。

戦時中は自ら庭に防空壕を掘り、
戦後は娘の地方巡業や海外公演に必ず同行し、
娘の和枝を守り、
大歌手、美空ひばりへと育て上げた。

これは、美空ひばりの言葉。

 お母さん。私がこうして一人前になれたのは、あなたのおかげです。
 お母さんと和枝と二人で美空ひばりという歌い手をつくったのです。
 お母さん、あなたが美空ひばりなのよ。


喜美枝と和枝。
どこへ行くにも一緒の親子。
今は、美しい空の上で一緒にくらしている。

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