蛭田瑞穂 12年11月10日放送



映画音楽のマエストロ④ミシェル・ルグラン

フランスを代表する作曲家ミシェル・ルグラン。

ルグランの出発点はジャズだった。
第二次世界大戦終了直後のパリでルグランは
マイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーンと出会い、
ジャズの技法を身につける。

このジャズがやがて、ルグランと
映画監督のジャック・ドゥミを引き合わせる。
当時ヌーヴェル・ヴァーグの作家たちは
新しい音楽を欲していた。ジャズがまさにそうだった。

その後、ルグランとジャック・ドゥミは
『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人』でコンビを組む。
この映画の成功により、ルグランとドゥミは
映画界における地位を確立した。

数々の映画音楽を手がけ、
現在までに3度のアカデミー賞と
5度のグラミー賞を受賞しているルグラン。
今年の秋には生誕80年を記念して、
ジャパンツアーもおこなった。

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