佐藤理人 12年12月15日放送



力道山⑦「最後の酒」

「日本国、力道山様」

そう書くだけで
本人に手紙が届く時代があった。
どこへ行っても常に
国民的英雄でいなければならない。
重圧のあまり力道山は酒に溺れた。

ある日のこと。大相撲協会から
初の海外巡業に参加して欲しいと頼まれた。
かつて自分に冷たくした奴らが頭を下げている。
久々に上機嫌で酒を飲んだその夜、
力道山はナイフで腹を刺された。
きっかけは足を踏んだ踏まないの、
本当につまらないケンカだった。

49年前の今日、「日本プロレス界の父」
力道山は39歳の若さでこの世を去った。
戦後最大のジャパニーズドリームを体現し、

天皇の次に有名な男

と呼ばれた男の悲しすぎる最期だった。

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