小宮由美子 12年12月22日放送



クリスマス夜話 クリストキント

南ドイツ・ニュルンベルグで開かれるクリスマスマーケットは、
ドイツで最も有名といわれるにぎやかさ。
そして、マーケットを象徴する存在が、クリストキント。
「幼な子キリスト」に扮した金髪の巻き毛の女の子だ。

クリストキントは登場した1933年ごろは女優が演じていたが、
1970年以降、市民の中から選ばれるようになった。
応募資格は、ニュルンベルクに生まれたか、もしくは長く住んでいること。
16歳から19歳で、身長160cm以上。

様々な審査を経て、最終選考に残った6名ほどが地元の新聞に掲載され、
市民の投票によって、最終的に1名が選ばれる。
任期は2年。クリスマス時期以外にも、サイン会や写真会、
孤児院や病院、ホームレス施設を巡るなど大忙し。
学生であれば休学してこの任期をこなすことになる。
大変ですね、と声をかけられたクリストキントはこう答えたという。

 「私はクリストキントですから」

お金をもらって演じている、というのではなく、
「クリストキント」という存在になりきる。
すべての人を歓迎し、微笑みで心をうるおす。その姿が
ドイツ中の女の子たちの憧れとなり、また、
次のクリストキントを生み続けている。

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