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栗山英樹の哲学
「遅すぎる。全然ダメ。」
日本ハムファイターズ・大谷翔平の今シーズン初勝利、
プロ入り後初めての10奪三振にも、
栗山監督の表情は険しかった。
大リーグへ行く。日本ハムに入る可能性はゼロ。
そう言っていた彼に、
その夢を一緒に背負いたい、と説得した栗山だが、
プロ野球三年目を迎える大谷に対して、
厳しい言葉をかけ続ける。
栗山監督は言う。
「翔平はオレのことは大キライかもしれない。
でも、やりたいようにやる。」
誰よりも、その活躍を望むがゆえに、
本人よりも厳しくなる。
それが、人の夢を背負うことの覚悟かもしれない。
2014 年 10 月 11 日 のアーカイブ
宮田知明 14年10月11日放送
宮田知明 14年10月11日放送
Norio.NAKAYAMA
弁護士・大渕愛子の哲学
ふなっしーが大好き、
持ち物も部屋もふなっしーだらけ。
弁護士、大淵愛子がふなっしーを愛するのは、
その「見た目」のかわいさだけではない、確かな理由がある。
大きな弁護士事務所からの独立。
仕事とプライベートの、オンオフのない生活。
「サイボーグみたい」と呼ばれたこともあった。
そんなときに出会った、ふなっしーというキャラクター。
ふなっしーは、世の中や他人の価値観から自由に生きている。
そう思うと、自分も「自分のままでいいんだ」と思えた。
そこから気を張っていたものがほどけていった。
「ふなっしーが大好き」と公言することで、
「変わってる」と言われることも多い。
でも逆にそれを、彼女は楽しみながら生きている。
宮田知明 14年10月11日放送
Greg O’Beirne
綾小路きみまろの哲学
中高年のアイドル、
漫談家として知られる、綾小路きみまろ。
舞台では、そこまで言うかというほどの毒舌で
爆笑をさらう彼にも、信念がある。
「クソババアとは絶対に言わない」
舞台で言うジョークは、
お客さん全体に言っていること。
ひとりのお客さんをつかまえて、
目を合わせて言うことはない。
キャラクターとしてそうしている、
と言えばそうなのかも知れない。
でも、彼のこの言葉には、それ以上に、
中高年の人たちへの愛を感じる。
宮田知明 14年10月11日放送
レイチャールズの哲学
ソウルの神様、レイチャールズは、
ジョークが好きだった。
自分の目が見えない、ということすら、
ジョークにしてしまう。
日本で公演を行った時、
若き日の、まだ調律師だったブラザートムが、
彼のピアノの調律を担当した。
この感謝を伝えるために言ったレイの一言は、
「キミの顔は覚えておくよ。」
その一言は、ブラザートムの生涯の宝物になった。
もし、あなたが、とっても些細なことで悩んでいたとしたら。
レイチャールズの、こんな言葉が聞こえてきそうだ。
「君たちは目が開いてるのに、何にも見えてないんだな。」