宮田知明 14年10月11日放送

141011-04

レイチャールズの哲学

ソウルの神様、レイチャールズは、
ジョークが好きだった。

自分の目が見えない、ということすら、
ジョークにしてしまう。

日本で公演を行った時、
若き日の、まだ調律師だったブラザートムが、
彼のピアノの調律を担当した。
この感謝を伝えるために言ったレイの一言は、

「キミの顔は覚えておくよ。」

その一言は、ブラザートムの生涯の宝物になった。

もし、あなたが、とっても些細なことで悩んでいたとしたら。
レイチャールズの、こんな言葉が聞こえてきそうだ。

「君たちは目が開いてるのに、何にも見えてないんだな。」

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