道山智之 14年10月26日放送
ignat.gorazd
濱田廣介 1
童話作家、濱田廣介。
代表作のひとつ、「泣いた赤おに」。
親友の青おには、赤おにのために村を去り、手紙をのこす。
赤おには、だまって、それを読みました。
二ども三ども読みました。
戸に手をかけて顔をおしつけ、しくしくと、
なみだをながして泣きました。
赤おにが、なぜ泣くのかは語らず、
五七調で、歌のように情景を描く。
そのことでいっそう、赤おにの気持ちが
胸に迫る。