2015 年 5 月 2 日 のアーカイブ

佐藤延夫 15年5月2日放送

150502-01
生みの親/尚道子

15世紀のことになる。
琉球諸島を統括し、はじめて統一権力を確立した
尚思紹(しょうししょう)と嫡男の尚巴志(しょうはし)は、
琉球王国の歴史をつくった。

それから500年以上が経ち、
琉球王族の末裔に嫁いだ人がいた。
尚道子(しょうみちこ)さんは、料理研究家でもあった。

ウインナーに切れ込みを入れて食べやすくなり、
見た目も可愛い「たこさんウインナー」は、彼女が考案した。

このおかずは、今もなお
日本中のお弁当と子どもたちの心を統一している。


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佐藤延夫 15年5月2日放送

150502-02
生みの親/華屋与兵衛

江戸は両国に「華屋」という寿司屋があった。
そこで評判になったのは、
鯖、小肌、アナゴなどを酢飯にのせた
江戸前の握り寿司。
なかでもネタとシャリの間に
わさびを挟み込むのが人気で、
この寿司屋はとても繁盛したそうだ。

主の名前は、華屋与兵衛。
天保の改革では、寿司が贅沢品とみなされ投獄の憂き目にあうが
寿司とわさびの組み合わせは、日本全国に広まっていった。

みんな、美味しいものには貪欲だ。


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佐藤延夫 15年5月2日放送

150502-03 Carl E Lewis
生みの親/上杉謙信

笹の一種、クマザサには抗菌作用があり
古くから食品の保存に利用されてきた。
戦国時代、武士が戦に出るときに
携帯しやすく日持ちのするものとして考えられたのが、
団子をクマザサで包む「笹団子」だ。
真偽のほどは定かではないが、
考案したのは、かの有名な戦国武将、
上杉謙信という説もある。

昔から、端午の節句の供物だった笹団子。
もし、いただく機会があったら
出陣する武士の気持ちになってみるのもいいかもしれない。


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佐藤延夫 15年5月2日放送

150502-04
生みの親/斎藤義政

大正時代、フルーツパーラーを経営していた斎藤義政は、
秋冬用の新メニューを考えていた。
イチゴやスイカなど人気の果物がない秋は、客足が遠のくからだ。

まずは、ヨーロッパで見た「パンチ」という甘いカクテルに
フルーツをたっぷり飾ろうと考えた。
では名前はどうするか。
当時の風刺漫画は「ポンチ絵」と呼ばれており、
そこからネーミングを拝借し、フルーツポンチに決まった。

季節のフルーツで彩られた新メニューは、
当初の狙いから大きく外れ、
一年中愛される看板メニューになったことは言うまでもない。


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