大友美有紀 16年1月3日放送

160103-06

「小林一三」 平凡主義

阪神電鉄の創業者、小林一三は、
出世する方法を問われて、重宝な便利な人になるか、
ぜひ無くてはならない人になるかの二つしかない、
と答えた。必要な人になるのは非常に難しいが、
便利な人になるのは、心掛け次第で誰にでも出来る、という。

  便利な人になるには、平凡主義です。
  何でもなく、朝早く起きて毎日始業の三十分前に
  会社に出る。そうすれば成功する。
  そう私は考えております。

  
課長が朝早く来て、一人だけ先に出社している。
目に止まる。覚えてもらえる。
何か仕事があれば、あいつにやらせてみよう、ということになる。
チャンスをつかむ。
便利な人は、重宝な人になり、異動させたいと思っても、
今あの人に動かれては困る、となり、必要な人となる。

  何でもないようですが、
  一万人の中にこれを実行できる人は
  ほとんどいないといって良いくらいです。

必要な人になるのは難しいのだ。

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