2016 年 1 月 17 日 のアーカイブ

蛭田瑞穂 16年1月17日放送

160117-01 B. Sutherton
夢と仕事 トマ・ピケティ

2015年、タイム誌の
「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた
フランスの経済学者、トマ・ピケティ。

著書『21世紀の資本』では
過去200年以上にわたる世界各国の膨大な資産データを分析し、
富の集中によって生まれる格差と貧困が、
社会や経済の不安定につながると説いた。

ピケティは語る。

 私は民主的な議論ができるよう
 情報を提供し、社会をよくしたい。
 本一冊では小さな一歩に過ぎませんが
 ひとりでも多くの人に
 自分で考える市民になってほしいのです。



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蛭田瑞穂 16年1月17日放送

160117-02 iwouldificould
夢と仕事 きゅんくん

「きゅんくん」こと松永夏紀は弱冠21歳の気鋭のクリエイター。
機械工学を学びながら、
ファッションとして着用するロボットを制作している。

ウエラブルカメラなどが注目を集める今、
彼女は機械を身につけることが「機械」と「人間」の
付き合い方を考えるきっかけになると言う。

小学校では「大学の機械工学科でロボット開発すること」を
将来の夢としていたきゅんくん。

将来については次のように語る。

 楽しい人になりたい。
 仕事を仕事と思わないで楽しめている人が
 いちばんいいと思います。



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蛭田瑞穂 16年1月17日放送

160117-03 Hyades
夢と仕事 J.J.エイブラムス

スターウォーズ最新作、
「フォースの覚醒」の監督、J.J.エイブラムス。

少年時代、J.J.はスターウォーズのとりこになった。
しかし、映画のVHSテープは高価で手が出ない。
代わりに彼はサウンドトラックを買った。

ヘッドホンをつけて床に寝転がり
サウンドトラックを聴いていると
音楽がストーリーの根本を伝えてくれるように感じた。

それから30年後、J.J.エイブラムスは
スターウォーズ全作品のサウンドトラックを
手がけたジョン・ウィリアムズに
「フォースの覚醒」の製作で出会うことになる。
その時の心境を彼はこう話す。

 できたばかりの映像をジョン・ウィリアムズに観せている。
 それがどんな感覚だったかなんて
 とても言葉では言い表せないね。夢のようだったよ。



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森由里佳 16年1月17日放送

160117-04 d_effekt
夢と仕事 男の夢と仕事

My dream is 3D.

映画界で、そう公言してきた男がいる。

スタートレック、リトルマーメイド、美女と野獣、ライオンキングと
映画史にのこる名作を支えてきたプロデューサー、
ジェフリー・カッツェンバーグだ。

多くの功績をのこした彼は、
独立して映画スタジオを立ち上げるが、
自分の会社を「テクノロジー・カンパニーだ」と言い切った。
夢である、真の3Dを実現するためには、技術開発が重要だからだ。

「実写で撮影できないようなシーンは作成しない」をモットーに、
アカデミー賞受賞作品まで誕生させ、
スタジオはいまや3DCG映画の巨頭となった。

誰もが知るそのスタジオの名は、
Dream Works。
彼の夢は、着実に前へと進んでいる。


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森由里佳 16年1月17日放送

160117-05 Rafael Cassimiro
夢と仕事 ドリームワークスという会社

「むかしむかしあるところに―」

昔話の決まり文句からその映画は始まる。

「恐ろしい呪いをかけられたプリンセスは
 キスで呪いを解くことのできる運命の恋人を待ち続けていました」

とそこに突然、「おとぎ話じゃあるまいし、くっせぇの!」
というセリフとともに緑の怪物が画面にあらわれる。

映画の名は「シュレック」。
大ヒットとなったこの作品の製作会社は、ドリームワークスだ。

創設者のひとり、ジェフリー・カッツェンバーグは、
もともとディズニーのスタッフだ。
彼は、こう語っている。

私たちは、ディズニーとは違うユニークなことがしたい。
ディズニーが
子供たちと、大人たちの中にある子供の部分に向けて映画を作るなら、
ドリームワークスは
大人たちと、子供たちの中にある大人の部分に訴える映画を作るんだ。


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森由里佳 16年1月17日放送

160117-06 Burns Library, Boston College
夢と仕事 欠かせない夢

3D映画が出始めの頃、3Dと大々的にうたわれた作品を見たあとに、
期待はずれと感じた人は多いのではないだろうか。

立体映画と呼ばれていた1950年代の第一次ブーム、
ケーブルテレビの普及とともに始まった第二次ブームが過ぎ去り
3D技術は、その立ち位置を変化させてきている。

3Dの進歩が夢だというドリームワークスの創設者、
ジェフリー・カッツェンバーグはこう語っている。

単純に観客を驚かせるのではなく、映画の中に引きずり込みたい。
その場にいるような臨場感こそ、我々が目指すものだ。

彼にとって3Dとは、
モノが立体的に見えるように錯覚させる技術ではなく、
映画の世界に入り込んだかのように錯覚させる技術なのだ。

観客を引きずり込む映画をつくる。
そんな彼の仕事には、3D技術の進歩という夢の実現が欠かせない。


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飯國なつき 16年1月17日放送

160117-07 Chongming76
夢と仕事 アントニ・ガウディ

スペインの建築家、アントニ・ガウディ。

幼少期から「立体的なものを造る人」になりたいと思っていたガウディ。
不遇の学生時代、家具職人などを経て、
サグラダ・ファミリア聖堂の建築家に任命される。

以後、彼はこの建築の設計に、40年以上を費やした。
父、姪…と愛する人を次々に失い、
自殺を考えるまでの精神不安定な時期を経てもなお、
いっさいの仕事を断って取り組み続けた。

 私の親友たちは死んでしまった。
 私には家族も、客もいないし、財産もなにもない。
 だから私はサグラダファミリアに完全に没頭できるんだ。


ガウディが、狂おしいまでに人生を賭したその教会は、
建築途中にもかかわらず、
訪れた人々の心を奪い続けている。

完成を迎えるのは、
ガウディの没後100年にあたる2026年だ。


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飯國なつき 16年1月17日放送

160117-08 Birger Hoppe
夢と仕事 元ブータン首相フェロー・高橋孝郎

ブータンで、首相フェローを務めた日本人がいる。
その名は、高橋孝郎。

元々、コンサル会社や途上国の金融事業に携わっていたが、
民間事業に対して割り切れない思いが残り、退職。
貯金をはたいてアメリカの大学院へ行き、途上国開発について研究した。

その後、選んだ道は、ブータン政府の首相フェロー。
収入は政府からの2万円のみだったが、
途上国政府の中に入って、首相や大臣レベルの人達と仕事をし、
一国の発展に貢献できるチャンスは、逃すべきでないと思えた。

 短期的に経済的には最善の選択ではなくても、
 長い人生で見れば、
 このチャンスを取らない方がきっと後悔したんじゃないかなと思っています。



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