佐藤日登美 16年4月10日放送

160410-04

ひらく 津田梅子

150年近く前、わずか6歳でアメリカに留学した少女がいた。
津田梅子。
彼女は先進的なアメリカの教育を学び、
日本に持ち帰る、という使命を持っていた。

11年間の留学を終えた梅子を待っていたのは、しかし、逆カルチャーショックだった。

「東洋の女性は、地位の高い者はおもちゃ、地位の低い者は召使いに過ぎない」
彼女は、知人への手紙にこうつづった。

そんな日本女性のために、梅子は「女性英学塾」をひらく。
女性が高等教育を学び、秘めた野心を呼び起こすための学校。

「津田塾大学」と名前を変えたその学校は、
今も、梅子のような強く聡明な女性を輩出している。

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